home 変わらない日常。

candylogue

本の杜で

[photo] 天狗の森

「いくらページをめくっても、登美彦氏登美彦氏登美彦氏登美彦氏登美彦氏・・・出てくるのは登美彦氏ばかりである。そんなふうに出しゃばってきて、何をするのかと思えば竹を刈る。『そうか竹を刈るのかそれでどうする?』と思って油断していると、本当に竹しか刈らない。ここで『おいおいマジかよ竹を刈るだけか』と思う人間は甘いのである。ついには竹を刈りさえしなくなる。埋め合わせに蘊蓄を語りだしてもあとが続かない。感動実話かと思えば感動しない、しかも実話ですらない。山もなければ谷もない。驚愕の展開も、荒唐無稽な風呂敷畳みも、アッと驚くオチもない。大団円は捏造だ。せめて実益があるかと思えばそれもない。いったいおまえは何者だ!!」 (この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ)

モリミー最新刊。連載は読んでいなかったのでまったくの想像ですが、無益なテキストが溢れている感じで俄に期待が高まります。無益な娯楽作文ほどリラックスできて幸福な読み物はありません。能ある鷹は爪を隠す。有益そうでいてその実有益なものより、無益さを装った有益さの方が何倍も面白いのです。無益だと思ったら思った通りに無益だったというオチもまた示唆に富んでいて含蓄のある有益なものだということも言えなくはありません。適当に書きました。いや買いますよ、読みますよ。

驟雨と買いもの

新宿でサンダルやらエネループやらを買ったのち、歩いて帰ろうと思ったら、ぽつぽつと落ちてきていた雨粒がいよいよもって本降りに。傘のない中での生暖かくて大粒の雨は嫌いではないのだけれど、さすがに残距離があり過ぎ、仕方なく至近の駅に退避。新宿に戻るのも癪なので、ホームで小説でも読みながらゆっくりと笹塚へ向う。すると早くも止みかけていたので、さっさと電車を捨てて散歩を再開。路地をくねくねと通り、途中で西瓜とバターとミネラルウォーターを買って家に帰り着く。

[photo] 太平洋

面倒かしらんと思っていたらそうでもなさそうだったのでMTを4.2にする。あと、mt-search.cgiが高負荷過ぎるよキミ、と怒られたので後ろ向きに対処すべく、検索ページを閉じる。MTの夏、日本の夏。

コンバージョン

もはや観劇とならんでチケット取りが日課のようになってしまったのですが、夏の観劇祭りが終われば、自然と落ち着くと思いきや、秋は秋でいろいろあって、冬は冬でいろいろあるという、見通しの甘すぎる結果におののいております。漢字で書くと「戦く」だなんて初めて知りました。いや昔は知っていたかも知れませんが、それすらも忘れました。忘れるって便利ですね。思った通りに忘れられないのが不便ですが、それもまた一興。閑話休題。あまりにも予定が多くなってしまったので、制限しようと思うものの、何かのためにとせっせと個人情報をばらまいたおかげで、先行予約の案内状が山のように押し寄せ、先行と言われるとつい申し込んでしまうという、素晴らしいコンバージョン率を叩き出しています。そんな訳でお得な情報があればぜひ僕宛に送ってみるといいと思います。9月と11月は予定が埋まり始めているのでご注意ください。というか僕に注意してください。10月はナイロン、12月はオーチャードホール行くくらいでまだ余裕があります。時間が欲しい。

蝉と花火と

花火でも観にぶらりと出掛ける、のではなく、今宵は日比谷に出掛けて音楽に浸る。蝉と花火の音を背景にして、次第に陽が落ちていく公園の中で、2つの音楽が聴けて幸せ。憂鬱と躍動、あるいは、終演間近の小雨と終演後の大雨なんて、さもありなんな構図はさておいて、アンコールの菊地成孔×スカパラと会場中の笑顔がすべてを物語る、とてもハッピーでピースフルなイベントでした。

「野蛮人の夜会」 (日比谷野外音楽堂)
出演:菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール、東京スカパラダイスオーケストラ

今も昔も

先日、暑い中を歩いていて思いがけずとんかつが食べたくなったので、とんかつ屋でとんかつを食べた。まるい断面にソースは多め。黙々と食べて、熱いお茶を飲んで店を出たら、近所のカレー屋の容赦ない香りに早くも誘われてみたり。このように夏負けなどによる食欲不振というものには今も昔も無縁のようである。

夏と海

[photo] 江ノ島

夏ではなくても海は年中変わらずそこに在るのになぜ人は夏に海に行くのだろうか。などという面倒くさいことは差し置いて、夏といえば海、という短絡的思考を最高速度で推し進めて、海に行ってはしゃいだり、黄昏れたりするといいと思います。楽しいよ、夏の海。

と書いたそばから前言を翻すようで忍びないが、今年の夏はまだ一度も海に行っていないし、出掛ける予定もない。さらにいえば掲出の写真は今年の写真でもなければ夏でもない。

その代わりに飽きもせずに芝居を観に今日も出掛ける。芝居と書いたが今日はコント。靖国通りを延々と歩いて、新宿の街から抜け出していく感じはなかなかに夏っぽくて良い。どこが夏っぽいのかは各自考えていただくとして、夏休みの都心は人が少なくて寂寞感漂うところが実に夏らしい。とすぐさま答えを書く感じが少し新しい気がしたのだけどそうでもないと思い直す。コントは面白かった。思った通りの面白さ。しょぼ面白い。今年の夏は芝居漬け。海なんて行ってる時間はないのである。

muro式「幾」 (シアターブラッツ)
脚本:内田けんじ、ますもとたくや、ヨーロッパ企画、ムロツヨシ
出演:本多力、永野宗典、ムロツヨシ

青山から新宿

青山にて双数姉妹の「サナギネ」を観る。2002年の再演。舞台を半分に仕切って同時進行する幼生サイドと成体サイドの2つの芝居が後半に融合する。幼生サイドで観たのだけど、融合時の向こうサイドの話の解釈にやや難儀したものの、仕掛けも話も好みで面白い。あと浅田さんはかわいい。

暑いのに、疲れているのに、何となく表参道から明治通りを新宿まで歩く。久しぶりにタワレコ詣でをするも、疲労のせいか、興味が薄れているせいか、あまりピンと来るものは見つからず。買おうかどうか迷っていた相対性理論を折角なので買う。何が折角なのかは聞かないでいただきたい。LOVEずっきゅん。

巨大化して帰ってきたピカデリー内にオープンしていたMUJIに寄ったりしているうちに時間になったので、クロムモリブデンの「血が出て幸せ」を観る。すごく良かった。アグレッシブでスタイリッシュ。この方向性の芝居をこれまでいくつか観た気がするけれど、面白い反面、いつも同居していた空回りしている感がほとんどなく、完成の領域に。いやまだ完成はしていないけど、完成しても困るけど、とにかくとても良い感じ。なので11月の次回公演も迷わず予約。楽しみ。

双数姉妹「サナギネ」 (青山円形劇場)
作・演出:小池竹見
出演:<幼生サイド>浅田よりこ、いけだしん、井上貴子、大倉マヤ、五味祐司、宮田慎一郎、熊懐大介、河野直樹、辻沢綾香、佐藤拓之/<成体サイド>今林久弥、神農幸、吉田麻起子、中村靖、青戸昭憲、辻沢綾香、田中桂子、苅部園子、小林至

クロムモリブデン「血が出て幸せ」 (シアタートップス)
作・演出:青木秀樹
出演:森下亮、金沢涼恵、板倉チヒロ、奥田ワレタ、木村美月、久保貫太郎、渡邉とかげ、板橋薔薇之介、伊東沙保

盛夏

思えば疾うに夏至も過ぎて7月も終わりを迎え、目眩く魅惑の8月に入らんとしている今日ですが、今日も今日とてとても眠い。もうこのまま眠気を抱えて過ごしていくのだろうかと一抹の不安がよぎるかというとそういうことはなくただただ平穏に豊かに毎日を送っていくのがよいなあ、とふと思いつつ、おやすみなさい。

眠気散歩

近ごろは日がな一日、眠い。もうどうしたって眠いので、仕方ないのである。あまりに眠いので、意地で寝なかったりするので、当然のようにさらに深みに落ちていく眠気のスパイラル。スパイラルライフの FURTHER ALONG は良いアルバムです。そんなこんなで、帰りは一駅手前で降りて誰もいない裏道をぶらぶら歩いてみたりしていると、そういう眠気にまみれた日々もいいんじゃないのかと思ったりはやっぱりまったくしません。おやすみなさい。

夏の過ごし方

なんだか世間では夏真っ盛りで海真っ盛りらしいですが、そうでもないですか? 夏で海もいいですが、くらくらする感じで歩き続けて、そこら中をマーキングしながら彷徨って、くたびれたら適当に適当な喫茶店なんかでひと休みしたりして、飽きたら電車かバスで帰ってくる感じの一日を過ごすと、ああ夏だなあと思うのは、僕だけでしょうか。お供には読みかけの本とiPodとiPhoneあたり。iPhoneはなくてもいいです。

ペンギンと夏

隣町のシアタートラムにてペンギンプルペイルパイルズの「審判員は来なかった」を観劇。ラーメンズ効果なのか立ち見多数。各処のレビューで書かれているけれど、いつもと違ってストレートな舞台。捻くれて難解じゃないペンギンプルペイルパイルズってのは初めて。スタイリッシュでわかりやすい今回は、ギリギリなところはあったけど、素直に面白い。ある意味チャレンジをしているんだろうな。でもでも次は意地悪でいたずらなペンギンプルペイルパイルズが観たい。そしてペンギンプルペイルパイルズは長いと思うのだけど長すぎて忘れないからいいタイトルだね。

終演後に、8月のイデビアン・クルーのチケットをキャロットタワーのチケットセンターで受け取り、ついでに26階の展望ロビーに昇ってみたり。世田谷っていい街だと思う。ごちゃごちゃしていて、適度に便利で適度に不便なところとか。夜はずっと昔に買っておいてまったく観ていなかった「アナスタシア」を観たり、近所でさっと寿司をつまんだりして、よい夏の一日だった気がする。

ペンギンプルペイルパイルズ「審判員は来なかった」 (シアタートラム)
作・演出:倉持裕
出演:小林高鹿、ぼくもとさきこ、玉置孝匡、近藤智行、吉川純広、安藤聖、片桐仁

未来マシン

話題沸騰入手困難と思いきやそうでもないような魔法箱ですが、いかがお過ごしですか。と適当に書き始めましたが、世間のそこかしこで設定の難解さに苦悶の表情を浮かべる魔法使いが頻出しているらしいです。だがしかし、ちらほらと有志たちが解説をネットに上げつつあるので、次第に解決に向かうでしょう。探す気力さえあれば。なので、そういうことは書きません。だって面倒なんだもの。ただひとつささやかながらも助言的な声を掛けるとすれば、汝、ケータイだと思いて買うなかれ。絵文字も非通知着信拒否もできないよ。電話するならケータイの方が高機能です。少なくとも今のところは。

で、購入の顛末は大して意味もなく長々と書いてしまったので、使い心地などを書いてエントリ数を稼いでみようかと思ったのですが、そういうものはもっと使ってから書くものだよ、ジェームズくん。という声が頭をよぎったので、書くことがなくなりました。おわり。

と書きつつ続きますが、ひとまず何が便利になって、何がそうでもないのかを探りたいと思うので、できることをいろいろやってみることにしました。ただし、闇雲にやっても計測が難しいので解決したい課題を明確にします。与件の整理という奴ですね。あまり聞きたい言葉ではありませんけど。

まず、メールです。これまで自宅でpop、自宅以外ではgmailという使い分けをしてきたのですが、メールクライアントごとに同じメールを何度も読んでは整理するのが面倒で、これを何とかしたいと思います。加えて、以前からToDo管理をGoogle Calendarでやっているので、これの同期も簡単にしたい。今までは、出先で思いつくことがあると、ひとまずケータイから自分宛にメールを飛ばして、帰宅後にGoogle Calendarに登録する、という2段階登録方式を採用していました。

つまり、メールとカレンダーの同期、というのが現時点における課題であることがわかりました。面倒になってきたので現時点での対処策を列挙してみます。

  • 自宅のメールクライアントをpopではなくimapにする。
  • 主要なメールアカウントをgmailに集結させる。
  • iPhoneからgmailを送受信できるようにする。

これで、メールについてはほぼ解決です。自宅であれ、外出先であれ、gmailさえ稼働していれば、未読/既読の管理や、フォルダ分け(正確にはラベル分け)が同期されるので、同じメールを何度も整理するということがなくなりました。結果としてメールを見る時間が節約され、読むものがなくなり、こんなにメール来なかったっけ? などと思う始末です。

続いて、カレンダー。

  • MacのiCalとGoogle CalendarをgSyncを使って同期させる。
  • MobileMe経由でiCalとiPhoneを同期させる。
  • iPhoneのカレンダーアプリを使う。

以上。MobileMeを使わなくても、USB経由で同期できますが、それだと外出先では同期できないですし、ワイヤレスでいつでも同期、というのがもうワクワクするじゃないですか。あるいはドキドキものです。Macを介しているので、Macを定期的に立ち上げないと、同期が完遂しませんが、まあ現在の運用状況を鑑みるに問題ないでしょう。ところでそもそも、iPhoneで直接、Google Calendar使えばいいじゃないのかね君、という話もありますが、折角、純正の専用アプリが付いているのだから、使いたいというのがマカーの心意気というものではないでしょうか。そうでもない気がしてきました。

gSyncもMobileMeも有料なのが玉に瑕というか最大の問題点ですが、未来生活を検証するためには必要な投資なのです。と言い切って押し切ってみました。あと、某所で話題のPlaxoを使うという手もありますが、第三者サーバにGoogleアカウントを教える、というのが心情的にどうしても抵抗があります。Googleアカウントってかなり重要なIDの割に、いろいろなサービスで平気で入力を促されるのが不思議。ちなみに、gSyncの代わりにSpanning Syncでも同期できますが、こちらも第三者サーバにGoogleアカウントが送信されるのでちょっと気になります(gSyncは第三者サーバを介さないことをウリにしているようです。まあ本当のところはどうなのかわかりませんけどね)。

ということで、当初の課題はほぼ解決されたように思えます。思えるだけでまだ運用が本格化していないので、落とし穴があるかも知れませんが、そういうことも含めて、何が変わって、何が変わらないのかを、じっくりと体験していきたいと思います。そのためのマシンだもの。

酷暑雷雨

暑さから逃げるように劇場に駆け込んで芝居を観る。出演者豪華なり。でもね、でもね、ちょっと話に深みがないというか、どんどん展開して行ってしまって、それで終わってしまった感があるのが残念。駅前最前列ならではの楽しさは十分にあったのだけど。あと、公演中にものすごい音がして、効果音にしてはタイミングがおかしいので、外でビルか何かが倒壊したのかと思ったけれど、あれ雷だったのね。そういえばゴロゴロとも鳴っていたような。終わって外に出たら、晴れていたからすぐには気づかなかった。芝居とは関係ない話でした。

MU「相思相愛確信犯」 (駅前劇場)
作・演出:ハセガワアユム
出演:村上航、葛木英、古市海見子、平間美貴、橋本恵一郎、杉木隆幸、浅倉洋介、熊野善啓、細井里佳、田中涼子、小松君和、川本喬介、岡安慶子、ハマカワフミエ、田中あつこ、足利彩、諌山幸治

魔法箱騒動顛末

何となくの浮かれ加減が心地よい気がして、特に考えのないままに終電1本前の大江戸線から半蔵門線、千代田線と乗り継いで明治神宮前駅に着いたのが0時44分。ラフォーレ側から地上に出て、原宿駅方面に表参道を歩いていくと明らかに異質な雰囲気で、歩道に展開して野営する人々と店外広告の設置工事をする人々とマスコミな人々が集結していました。うんうん、浮かれてますなあ。よきかなよきかな。などと思いながらも無表情で状況視察です。300人は居るだろうと睨んでいましたが、原宿駅まで到達したところで、歩道橋を越えて道の反対側に移り、そのまま渋谷方面にフェードアウトしていく群衆を見たところで心が折れたので、もとい、満足したのでいったん帰宅することにしました。がんばれ若者。若者じゃない人もがんばれ。

この時点で、金土日に分散して販売されるらしいことはわかっていたので、土曜に並べば買えるんじゃないかしらん。などという緩い計画を巡らせながらの計画的撤退です。最小の労力で最大のリターンを狙うのが年の功というものなのだよ。と人気のない代々木公園付近を歩きながら考え、そろそろタクシーに乗って帰ろうと思うもタクシーがつかまらず、まあもうちょっと歩こうと思っていたら家まで歩いてしまったというのは完全に蛇足です。最大の労力で最小のリターン。

まあしかしどんなもんでっしゃろな? と主に2ch方面で情報収集をしていたら、ゴキブリホイホイの如く表参道に群衆が集結し、その他は閑古鳥(当社比)の様相を呈していることがわかったので、方針を翻し、朝から急襲を掛けることに変更。このような臨機応変な対応が生き馬の目を抜く現代社会では必要とされるのです。1時間ほどの睡眠を経て、カラスと朽ち果てた若者しか居ない街を抜け、4時55分の始発で目指すはメガロポリス・秋葉原。早朝なので鈍行しか走らない中央線を駆け抜け、改札口を出てみると目論見通りの3モデル在庫あり。当日分170、週末合計500程度に対して終電終了時点で100人程度の集結度合いから判断して朝でも大丈夫だろう、そうだろうたぶん、きっと間に合う、ダメなら帰ってふて寝しよう、などと考えていましたが救われました。ありがとう神様。結果として土日分でもよければ、7時台でも間に合ったらしいです。告知通りに8時半から整理券の配布が始まり、31番を確保。これでひとまず解散となります。おつかれさま、自分。

さて、いちおう社会人ですので、仕事をしなければなりません。中途半端に時間が余ったので、東京駅まで移動して、歩いて客先まで移動してみます。通勤で東京駅という経験はいままでほとんどないので新鮮。おお、これが夢にまで見た丸の内生活であるか! 降りたのは八重洲ですが。ついでにそんな夢は生まれてこの方見たことがありません。

ずんずんとまっすぐ歩いていたのですが、ひとつだけ気になることがありました。頭脳戦(体力戦ではないかという疑惑もあるようです)に勝利して獲得した整理券には、「14時〜16時の受付時間に来てね。遅れたら権利消滅するかも」という旨が記載されています。なんだその強引さと曖昧さは。世の社会人の大半はその時間働いているのだよ。という声など聞く耳持たないほどのビッグウェーブなのだ、パラダイムシフトだよジェームズくん、これは。とよくわからない勢いで自分を納得させ、対応策を考えます。何事も冷静でなければいけません。どうやら表参道の総本山以外は入荷数は少ないながらも、それ以上に集結率が低いらしいので、某水天宮店に行ってみることにしました。件の整理券のように受付時間に制限があるのは、手続きに時間が掛かるための負荷分散であることは明確なので、小さな販売店の場合、そんな制限はなく、いつでもオッケーよ(はあと)となることが十二分に想像されます。これはアタックあるのみ。で、歩くこと30分。当然シャッターはまだ降りている訳ですが、張り紙には「予約でいっぱいです。並んでも売るものないよ(はあと)」という旨のことが書かれていました。はあと、は付け足しました。玉砕です。仕方がないので手元の整理券で戦い抜くしかありません。10時から会議なので、気持ちを切り替えて仕事をすることにします。ところで、昨夜から矢鱈と歩いている気がします。並ぶことがメインだと思っていたのですが、歩くことがメインでした。このように緻密な計画を立てても往々にして予期せぬことが起こり、人は疲弊していくのです。無計画な訳ではありません。決して。ねえ。

いつまでも混乱が続く訳ではありません。いずれ陽は昇り、すべては太平の世となり終息の時を迎えるのです。その後のことを簡単にまとめると、15時に会議終了、15時半に秋葉原に戻り、16時過ぎには手続き完了、帰社。という流れでとんとんと進みました。USIM何処から差すの? メール受信しないんだけど? 電波弱い。などということはまた別のお話。

なんだかえらく長文になってしまったので、読み飛ばし推奨です。最後に書くあたりに悪意があるように見えますが、他意はありません。たぶん。

さよならとこんにちは。

思うところがあって、主たるメール環境をgmailに移してみました。さよならPOP。こんにちはIMAP。まだ慣れないけれどなかなか良い感じです。オンライン前提ならシンプルな方がいい、かな。

最近、読書ペースが落ちてきていますが、それは暑さのせい。とりあえず「スカイ・イクリプス」を読み終わったのだけど、なんかいろいろ忘れちゃったので、気にせず「グ、ア、ム」に取りかかります。

武蔵野観劇梯子

井の頭線と中央緩行線を乗り継いで、三鷹駅南口5番のりばから鷹56系統のバスに乗る。5分で降車ブザー。14時42分。東京タンバリンの「華燭」を観劇。17時10分、バスで三鷹駅に戻り、中央快速線で吉祥寺に戻る。青年団の「眠れない夜なんてない」を観る。20時閉幕。めずらしく座って帰る。

青年団はまだ2回目なのだけど、昨年末のに続いて、静寂感がすごい。つまらないとか意味がわからないとか人がいないとかではなく、ぴんと空気が張り詰めて会場内が無音になる瞬間がある。それが意図的に作られているところに、ぞくりとする。「らしくない」という評価もあるみたいだけど、「らしさ」がまだ理解できない身としては、台詞のすばらしさ、自然すぎて空気のような芝居、そして鼻につかない演出、といったベテラン劇団のどっしりとした安定性に、どちらかというと主題とは関係のない軽薄な笑いの仕掛けが乗っかった舞台は、とてもしっくりと感じられた。おっさん劇団(失礼!実際には若い人も多く居ます)なのに、このなんというか「緩さ」がすごいと思った。決して攻めているのではなくて(本気で攻めているのだとしたらちょっと格好悪い)、むしろ余裕なんだろう。ここまできっちりやって尚かつ余裕があるなんてずるいなあ。すごく格好いい。

東京タンバリン「華燭」 (三鷹市芸術文化センター 星のホール)
作・演出:高井浩子
出演:今井朋彦、井上幸太郎、佐藤誠、瓜生和成、森啓一郎、坂田恭子、島野温枝、ミギタ明日香、遠藤弘章、大湯純一、大田景子、塩入美喜子、田島冴香

青年団「眠れない夜なんてない」 (吉祥寺シアター)
作・演出:平田オリザ
出演:篠塚祥司、大崎由利子、山内健司、ひらたよーこ、松田弘子、足立誠、山村崇子、志賀廣太郎、辻美奈子、天明留理子、渡辺香奈、大塚洋、大竹直、髙橋智子、堀夏子

夏の勃興

いよいよ暑さはその片鱗を見せはじめ、うんざりとする季節が到来です。こんなときは80日間くらい休みを取って南の島といわず、水の流るる場所でうんざりしながらぼんやりと何かを眺めていたいと思います。暑いの嫌い。でも嫌いは好きの裏返しということで、こんなに嫌いなのだからきっと大好きなんだと思い込もうとしたものの、やっぱり嫌いでした。秋が来て冬が来ないかな。

ナイロン100℃のチケットを無事確保。意外とすんなり取れてひと安心。あすの先行予約は開始時間に某所で軟禁されている予定なのでよかった。心置きなく監禁されようぞ。

祝祭による救済

先日、愛蔵版を買ってほったらかしていたフェデリコ・フェリーニの 8 1/2 を観た。映像と音楽と台詞。ただそれだけ。映画に限らず、古典を今さらに鑑賞する利点は、その時代的価値を飛び越えて、当時とは違う価値観の下に、無責任に批評できることだと思うけど、その意味で、斬新で洗練、そして自由。ラストシーンはインランド・エンパイアのラストを思い起こしひどく救われる。ほら、こういうところが無責任。

映画「8 1/2」 (1963年)
監督:フェデリコ・フェリーニ
脚本:フェデリコ・フェリーニ、トゥリオ・ピネッリ、エンニオ・フライアーノ、ブルネッロ・ロンディ
音楽:ニーノ・ロータ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、クラウディア・カルディナーレ ほか

狸と地獄

パピルス連載の森見登美彦「大文字納涼天狗合戦」を読了。とても短いテキストを読み落とさないように丹念に、でも急いで読む。私の場合、既に魔法に掛かっているので、すべての言い回しが珠玉のことばであり、うっとりする。早く単行本にならないかなあ。「阿呆の血のしからしむるところです......それに弁天様は可愛いもの」。

引き続いて、前田司郎の「大木家のたのしい旅行」を読む。なんかすごい。ホラーのようで、オカルトのようで、ミステリのようで、ナンセンスのようで、どれでもない不思議な小説になってる。バランスは中途半端なんだけど、中途半端さ加減が絶妙で、前田作品の中でいちばん好きかも知れない。いいなあ、これ。「便器には地獄文字でTOTOと書かれていた。すげえなTOTO。」