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王と鳥

王と鳥「王と鳥」を渋谷のシネマ・アンジェリカで観てきました。前回はガラガラだったのだけど、さすがに公開2日目、且つ、ジブリ絡みってことで満員。内容が気になる人は公式サイトなどを見ていただくとして、観たいちばんの印象は、画面全体から滲み出る気高く孤高な雰囲気。根本的に古い作品であることと、海外作品(しかもフランス)ということから来る事前情報としての雰囲気もあるけど、動きや色づかい、台詞まわし(翻訳は高畑勲氏)などが、もう素晴らしいのだ。それと、支配する者とされる者というシリアスな構図があるものの、全編にわたるユーモア、そして、舞台となる迷路のような複雑構造の城が、冒険活劇としての面白さを作り出しているんじゃないかと思う。だって、すごく「ラピュタ」っぽいのだ(実際はラピュタの方が影響を受けているのだけど)。これが1952年の作品というのにも驚く(1952年は元版「やぶにらみの暴君」の公開時期。今作は1979年公開の改訂版。このあたりの経緯については公式サイトなど参照のこと)。

おそらく夏休みいっぱいはやっていると思うので、興味のある方はぜひ。同じく、とても雰囲気のある短篇アニメーション「小さな兵士」(1947)も同時上映で観ることができます(短篇作品は時期により3種類あり)。ゲドよりいいんじゃないかと(観てないけど)。

そう、この映画、音楽も素晴らしいのです。気高く気怠い、乾いているにじっとりとする音。サントラはないものの、脚本・台詞・作詞を担当したジャック・プレヴェールのコンピレーションが同じような雰囲気を持っていて好きです。

comment

はじめまして。TB送らせていただきました。

私は8/2に行って来ました。幅広い年齢層に人気でしたね。
優美な城の雰囲気に昨年行ったフランスを思い出しちゃいました(^^ヾ。

shamon 06-08-07 Mon 21:12

shamonさん、はじめまして。
雰囲気のよい美しい映画ですよね。もう一回観に行くかも知れません。

kentaro 06-08-07 Mon 21:48
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