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酷暑鑑賞 諸行無常

本日は東京は東中野で開催中のダム映画特集に出掛けた。東中野に行くのは人生で二度目である。

それにしてもなんてマイノリティ向けな映画祭であろう。誰だ企画した阿呆は。出てこい。そして心からの拍手と花束を贈りたいと思う。その挑戦精神に祝杯をあげよう。

マイノリティとは書いた。書いたには書いたが、しかしそこは広い東京である。幾多の戦いを勝ち抜いた猛者たちが集結し、怪気炎をあげていないとも限らない。想像される会場の絵は阿鼻叫喚の地獄絵図そのものである。ちなみに私は人畜無害なライトフライ級マニアなのでその集合には含まれない。
結論を書こう。なんとも云えない程度の客の入り具合だった。思ったよりも東京は狭かったようだ。世の平和は保たれた。

ここまで内容に一切触れていないし、このまま終わろうかとも思ったが、それには惜しい内容であったので、簡単に書く。
観た作品は「佐久間ダム-総集編」。なんの飾り気もないタイトルに共感が持てる。と書くのも憚られるほど素っ気ない。その名の通り、天竜川を堰き止め、建設後50年以上を経た今でも一般水力における年間発電量日本一を誇る佐久間ダムの建設記録映画である。名が表す以上の情報を書き過ぎた感もあるが気にしない。記録映画と侮るなかれ、一瞬の無駄もなく構成され、ダムとはこう造るものだ。と思いの外よい音楽に乗せて懇切丁寧に説明されるその内容を観るにつけ、人々はその正確無比な人類の所行に畏怖と尊敬の念を感じずにはいられまい。まあ観客がすれっからしのマニアだけだということはさておくとする。繰り返す。かつてこれほどまでに優れたダム教材があったであろうか。いや無い。そしてそんな教材は誰も望んでいない。

日本土木史上に残る難工事に挑んだ、恐ろしいほどに正確で容赦のない合理的な工作機械とそれを操る人間たち。そしてそれらを効果的に記録した日本記録映画史上初のカラーフィルムによる映像。見どころはすべてであり、1分たりとも捨てカットなし。社会科見学好きな紳士淑女ならばこれは観ないわけには行かないはずである。というか観ろ。また繰り返す。此処に記録されたものは再現映像でも伝聞でもなく、昭和31年当時の挑戦である。これ以上のリアリティはないはずだ。この分野では、であるが。

8/1(水)に再上映がある。平日ではあるが急行されたし。長くなったけどまあいいや。

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