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candylogue

July 2007September 2007

August 2007

夏から秋へ

客先での打ち合わせを終えて帰社する中途で寄り道をして、初秋刀魚を食べる。幸せ。

唄う天狗

天狗が我が家に到着。音楽に合わせて唄ってくれたりします。後ろに控えるのはネオン氏。

[photo] tengu

キサラギ

レイトショーで「キサラギ」を観る。さすがに月曜のレイトショーなんて空いてて素敵。
前評判が割と高めでぶりぶりと期待しつつ観たのだけど、面白かったしこういう作品は好きだな。謎は大したことないんだけど。

疾走とか雑感とか

「このままではいけない!」
そう心の中で叫びながら商店街を疾走し、坂を登り切った丘の上で振り返ると、谷間の小さな街が眼下に広がっているであった。
「食べ過ぎはよくない」
「いくら夏バテしないからといって節操というものが必要であろう」
「悔い改めよ」

ザ・ブリリアント・グリーンの新譜はびっくりするくらい普通で驚いた(どっちだ)。まるで休止期間などなかったかのよう。ちなみにこれは褒めています。嶺川貴子の "Spin Spider Spin" はいい曲だなあと思った。99年の曲。世間では朝青龍が話題のようですが(微妙に遅い)、石野卓球の "Mongol, Kangaroo" はいい曲です。モンゴルってだけで連想しました。スパゲティバビューン!の ”Race U.K. (ヘーゼル・ナッツ・チョコレート・リミックス版)" の中間部に挿入されているフレーズにもの凄くノスタルジーを感じるのだけど、それが何なのか思い出せないので誰か教えてください。

そんな夏最後の休日。

中野 新宿 世田谷

中野にてPATHOS PACKの旗揚げ公演を観劇。えーと、話の筋は嫌いではないのだけれど、脚本も演出も好みにあらず。詰まらないというのではなく、合わないというのがごく近い。残念。観ていてちょっと辛かった、という公演もめずらしい。

PATHOS PACK「VACANCY? NO VACANCY!」 (中野ザ・ポケット)
作・演出:宇梶剛士
出演:平野貴大、谷川昭一朗、金井良信、川俣しのぶ、岡ひとみ、前田晃男、宇梶剛士、信川清順、沢井正棋

ということで、気持ちを切り替えて実家に向かい三度難題と相対する。苦戦するも、用意していた手のうち、どれでもない手で何とか乗り切り、ホッとする。晴れ晴れとした気持ちで帰宅。

なお、意図的にわかりづらい書き方をしているが、かといって何ら隠す必要性のないことだったりする。でも隠したままこの話はここでおしまい。

本日の青函トンネル

優柔不断な啓一くんがようやく決断してくれたので、いよいよトンネル掘り中心の展開に弥が上にも盛り上がります。あ、啓一くんとは「青函トンネル」の主人公らしき人です。ところでこの本はどこまで史実なんだろう。

恋の行方

最近図らずもバス通勤している。バスの重たそうにワンテンポ遅れて動く走りっ振りにワクワクする毎日。と書いてみたが、それほどワクワクもしないし毎日も乗っていない。

そう「青函トンネル」である。気がついたら全体の半分を読み終えたのに、未だまともに掘っていない。もっとこう泥と水と汗にまみれた土木工事史を期待していたのに、主人公らしき青年が優柔不断に二股を掛けている有り様である。まさに意表を突かれる展開。もう主人公がどちらの女性を選ぶのかに興味津々である。積極的な紀子さんか、はたまた慎ましやかな加代さんか。もしかすると読む本を間違えたのかも知れない。

水系図書

会社の行き帰りに野暮用で実家に立ち寄る。そして今日もひた向きに「青函トンネル」を読む。思いの外の人間ドラマに呆気なく引き込まれる。まさか恋愛要素入りだとは思わなかった。トンネルを掘り始めるまでの道のりは長い。

そんななか、水門写真集が届いたのでチラチラ見る。美しい。なによりタイトルがいい。

カモノハシの国

大阪に出掛けた。往きの汽車の中で黙々と乙一氏の「小生物語」と秋永芳郎氏の「青函トンネル」を読む。嘘日記いいな。楽しそうなので、これからはたまに嘘を書こうと心に誓う。

京橋駅でつい魔が差してICOCAを購入。カモノハシくんがいなくて傷心のまま帰京。

鹿男あをによし

思いの外早く「鴨川ホルモー」を読み終わってしまったので、あわてて近所の書店に駆け込み「鹿男あをによし」を入手。そのまま朝まで読み通して読了。

舞台を京都から奈良に移し、なまずの引き起こす大地震から日本を救うべくひとりの男が立ち上がる。ただし、立ち上がったのは神経衰弱気味の大学院生。脇を固めるのは鹿、狐、鼠。仲間と敵を見分けつつ、神無月の戦いがいま始まる――。

実際のところ面白い。しかも読みやすい。あまりに読みやすくて中身を忘れてしまいそうになる。ただ、ぶっちゃけてしまえば、「鴨川ホルモー」と基本構造は同一なので、どちらを読むべきかと聞かれれば、「ホルモー」の方が上手であると答えよう。そして「ホルモー」が気に入ったのなら、ぜひ本書も手にとって読まれたい。毒にも薬にもならないかもしれないが、だからこそ価値がある。毒と薬だけでは息苦しい。

ちなみにオビの文句は褒めすぎだと思う。

鴨川ホルモー

連日連夜の高温から抜けだし、俄に過ごしやすいという声を聞くけれど、いやいやまだ暑いよ、と愚痴をこぼしつつ、それでも冷房を入れずに夏らしく汗を浮かべながら本を読む土曜日。

万城目学の「鴨川ホルモー」読了。正直に告白すると、森見登美彦繋がりで読み始めたことは明白であり、比べながら読んでいた感は否定できない。がそんなことは途中で忘れた。忘れるほどに面白かったし、読んでよかった。何処が、ということについては語らない方がよい気がする。ただこうは云える。もし、読んだあとで手放してもよい本と手元に置いておきたい本があるとすれば、この本は明らかに後者である。話の筋が好きだというだけでなく、何より小説としての形が気に入った。

いずれにせよ「ホルモー」である、というより「ホルモオオオォォォーッ」だ。京都、鴨川、ドタバタ、合戦、鼻、そして大木凡人。このあたりに面白みを感じた人は夏休み図書の候補に入れてみてはいかがか。ってその語り口はいかがか。

炎天下

清涼飲料水の自動販売機において売り切れの存在ほど腹立たしいものはないが、それにも増して糾弾されるべきは全く持って冷えていない清涼飲料水の存在である。

冷却能力の限界を超えているのか、投入直後だったのか。
いずれにせよ、それならばいっそのこと販売しないで欲しい。
あるいは「ぬるい」とひと言言付けてくれると気が利いている。

と、ぬるい清涼飲料水を手に持ち、途方に暮れながら思うのであった。

追記

どうやら昨今の自販機には「売り切れ」のほかに「準備中」というインジケータがある模様。
ぜひラベルは「ぬるい」でお願いしたい。

夏の夜に咲く音の葉は

Anywhere.fm に手を出してみる。その名の通り、何処でも自分のプレイリストを再生できるという、コンセプトだけみるととても素晴らしいサービスらしいので、しばらく使ってみるつもりです。

いろいろあってアップロードがとても面倒なので、適当に選曲。興味のある方はログイン or サインアップして「Browse Community」から「kentas」で検索してもらえると、ランダムでストリーム再生できます。90年代(風)でポップでカラフルでキューピーな感じがお好みの方は ch#01 のプレイリストを、スタイリッシュでエッジでスマートでそれでいてキュートな感じがお好みの方は ch#02 のプレイリストがよいかと。激しく偏っていますが、気にせず時間を見つけては追加していく所存でありま酢。

流星観察にうってつけの夜

半年に一度のお楽しみな中目黒ラジオを聴き、モリミーの「四畳半神話大系」「きつねのはなし」を読了。ついでにダ・ヴィンチ9月号のモリミー特集にも目を通す。腐れ大学生シリーズは来年着手か。ラジオはBeep It × ピンクレディの演出ににっこりしてみたり。

本日はさらにこのあと、ペルセウス座流星群が極大を迎えます。

夏と水 暑い日

攻撃的な日差しと輻射熱の中、しばらく乗っていなかった自転車を引っぱり出して洗う。ホースで水を飛ばすのって無条件で楽しい。なんでだろう。液体のくせに十分な質量を感じさせつつかたまりとなって飛ぶ様には心が躍る。そういえばこどもの頃から水遊びは好きだったっけ。汚れを落として空気を入れ直したところで、その自転車には乗らずに電車で新宿に出て、久しぶりにスーツを仕立てる。何年振りだろうか。

立ち寄った書店でとある本が見つからず、書店員さんに探してもらったのだけど、これがなかなか見つからない。検索システムらしきものを使ってようやく買えたものの、そんなにマイナーな本ではないのにこんな感じだと、書店のメリットってなんだろうな、と思ってしまう。もちろんオンライン書店が万能だとは思わないけど、変化が必要ではないかな、と。

本日夜は中目黒ラジオ。小山田マニアな皆さま、お聴き逃しなく。22時からNHKFMにて。

上昇する気温のせいで

スズナリにてはえぎわのバターを観劇。前評判が高くて逆におっかなびっくりしながら観たのだけど、期待に違わずの出来栄えでほっと一安心。というか安心してどうする。最も印象に残ったのは、演出の発想で、井戸の中の話と井戸で語られる話の切り替え具合だったり、ナレーションだったり、ラスト付近の場面転換だったりと、型に填っていないところが、ほほう、と唸らされた。ところでナイロンの長田さん、カーテンコールの時に疲れている感じだったのは気のせい?

はえぎわ「バター」 (ザ・スズナリ)
作・演出:ノゾエ征爾
出演:カオティックコスモス、竹口龍茶、井内ミワク、鳥島明、鈴真紀史、小百合油利、町田水城、滝寛式、踊子あり、宮本勇人、長田奈麻、ノゾエ征爾
声:玉置孝匡

その後、たまたま同じ舞台を観劇していた loomer さんと小1時間ほどダム話なぞをしてから、昨年同様、竹芝で華火見物。1年振りに浴衣を着たのだけど、やっぱり浴衣はいいよなーと再確認した次第。しかしそれにしても今日はいろんな人に会ってちょっと整理がつかない。渋谷駅で mizha さんにばったり出会ったり、華火後に身近な人たちと飲みに行ったりと、普段あまり人に会わない生活を送っているので、お腹いっぱいな夏休み1日目でありましたことよ。

隣人の会話

会社の帰り掛けにめずらしくラーメン屋に立ち寄ると、隣で妙齢のお嬢さんふたりが、アクセシビリティがどうとか、大手のクライアントは代理店がどうとうか、ウチはどうとか、そういう既視感を覚える会話をなさっていて心を揺さぶられた金曜日の夜でありました。

天然コケッコーの返礼的な yanokami のオビを見てニヤニヤ。明日から3連休です。

森見登美彦論(嘘)

モリミーの本は、と書くとなんだかモリゾーの絵本みたいだ。微笑ましい。いきなり話が逸れたが、氏の本の話である。通常、小説であれ、随筆であれ、書物はその内容が読者の興味の主対象となるわけで、小説の場合「物語」がそれにあたる。つまり、物語が評価対象となるわけだ(この場合の評価とは、面白い、とか、くだらない、といった類のものである)。しかし、氏の場合、物語としてより「小説」として評価される比率が高い気がする。何が違うのかはよくわからない。違わないのかも知れない。ただ、氏の小説を読むにつけ、それが小説であることが強く意識される。「ああ、小説を読んでいるんだな」と思うわけである。当たり前な話で申し訳ない。簡単に云ってしまうと、メタ的な構成になっているのが作り物っぽくて小説らしい、と思うのだろう。始めからそう書けばよかった。作り物だからといって侮るなかれ、とびきり上質な作り物なので、安心して身を預けるのが素直な心というものであろう。そもそも世の中すべてが作り物である。そんな中、氏は小説を小説として自覚的に構築して作品に昇華させているのである。ここまで勢いで書いたが、実際のことはよく知らないので、実は鼻歌交じりに適当に書いているのかも知れない。少なくともそのように取られかねないところがそこかしこにあるのは事実である。その真相や如何に。続かず。

と、以前書いて放ったらかしていたエントリがあったので放出。読み返してみて、そうとも限らないだろう、とも思ったが、何となく面白かったので編集せず此処に全文を掲載する。とか書くと大層な文章っぽいがそんなことはないと断言しておく。

音楽補充の水曜日

仕事を早めに切り上げて、恵比寿でゆらゆら帝国+コーネリアスグループという相性バッチリのような的外れのような不思議な組み合わせの音楽に浸る。コーネリさんは、まあツアー後のフェス連戦真っ最中ということもあり、ツアーのショートバージョンという趣。タイトルも変わらず "THE CORNELIUS GROUP SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW" だしね。でもよくなかったのかというと、そんなことは全くなく、"Beep It" とかで相変わらず鳥肌立ててたりするわけです。この帽子を被った色白の青年は(敢えて青年と書こう)何処まで行ってしまったのだろう。地平の向こう側まで行ってしまったのだろうか。でもたまにこちら側に戻ってきてみれば、相変わらずの猫背で安心するんだよね。もう、予定調和的に "Sleep Warm" で終わるこのショウは完成された演芸と云えるんじゃないだろうか。でも芸術ではない。芸術よりもっとサービスフルですよ、彼は。猫背だけど。とこれだけでも満足だったのだけど、それにも増してゆらゆらさんがすごかった。すごすぎた。ライブ観るのは初めてだったのだけど、なにこの存在感。こういうタイプのバンドはどちらかと云えば、ハッキリ苦手と云える私ですが、スリーピースバンド日本最強伝説(by Wikipedia)の名に恥じないパフォーマンスに「あーいい日だなあ」とぼんやり思いました。

LIQUIDROOM 3rd ANNIVERSARY (LIQUIDROOM)
出演:ゆらゆら帝国/The Cornelius Group

そんな今日という日にたまたまリリースされた「Bossa Nova 1991:Shibuya Scene retrospective」でダバダバ云ってる若者(当時)の唄を聴くにつけ、時間も流れたね、そりゃ歳も食うわ、とつぶやき、涙を流さずにはいられない私がいるのでした。完。

彷徨い歩いて棒に当たる

昨日、唸りを上げる夏に危うく溶けかけながらも這々の体でタワレコに逃げ込み、ふと手に取ったレコードが思いの外よくて余は満足ぢゃ。

インランド・エンパイア

デヴィッド・リンチの「インランド・エンパイア」を観る。前評判に違わぬ混迷の180分。はっきり云って、デヴィッド・リンチがこの映画にどのような意味を持たせたのかはわからない。また、それの解釈を試みるほど入れ込んでいるわけでもない。ひたすらに非連続の映像と音楽とノイズが続く作品を観終わって思ったのは、こんなとんでもなく意味不明な映画を作り上げた事に対する賞賛だ。素晴らしいと思う。グリム童話や童歌に通ずる根底の空恐ろしさや変態的なカメラワーク、そしてうさぎ人間! アイテムを詰め込み過ぎたまま走り続けて、エンドロールになだれ込む様に呆れるほかはない。そして、なにかを観終わって頭や胸に残るもやもやとした感覚は決して嫌いではない。

夏の演劇

拙者ムニエルの夏公演を観劇。今まで観た中で飛び抜けて熱くて暑い公演だった。役者も観客も汗を流して、汗を飛ばして、テンションは高止まりだ。それで思ったのは、今となっては自分の中での主流ではない演劇なのだなってこと。各々、本公演より客演のときの方がよいパフォーマンスに思える。仕掛けは入り組んでいるし、小ネタはビシッと面白いのだけどなー。こんな調子だと9月の劇団鹿殺しを観に行ってしまおうかしら。

拙者ムニエル「ヤバ口さんちのツトム君!」 (下北沢駅前劇場)
作・演出:村上大樹
出演:加藤啓、千代田信一、澤田育子、伊藤修子、成田さほ子、山岸拓生、寺部智英、石川ユリコ、林屋聖子、溜口祐太朗、村上大樹

ある睡眠

電車に乗ると、当たり前のように床で人が寝ていた。そこは貴兄の居間かというほどの大爆睡である。そして誰もが平然と何事もなかったかのように跨いで行く。寝る方も寝る方だが跨ぐ方も跨ぐ方だと思いながら、その噛み合わない日常を横目に読み物にふける私でした。風邪引くなよ。

重厚長大

先日、個人的に大いに盛り上がり祝杯をあげた佐久間ダムであるが、おそらくは同内容と思われるDVDが8月に発売される。なんて素敵な世の中。これほどまでにマイノリティに優しい時代はなかったと思う。マイナー万歳。ちなみに佐久間ダムの建設記録は、電源開発が企画したものと、施工担当の間組が企画したものがあるそうで、今回のはおそらく電源開発のもの。間組版は技術・工法にフォーカスしているとのことなので、こちらも是非とも観てみたいものである。だ・である調にまだ慣れない。

ところでこのDVD、「重厚長大・昭和のビッグプロジェクト」というシリーズタイトルのようで、これは如何なものか、そもそもそのマーケティングは間違っていないか、と心配してしまう。東京タワーだとかYS-11だとか、なぜそんなに極小で矮小なポイントを攻めてくるのか理解に苦しむ。ずばり、欲しい。秋には青函トンネルも出るんだそうな。困った。実に困った。

廃墟、団地、工場、ダムときて、遂に重厚長大ブームが到来してしまったらしい。悪夢である。こうなった以上、この一覧を眺め、来るべき熱狂を想像するのが正しい道であろう。

追記 070827
上記の佐久間ダム建設記録DVDは、間組版であることが判明。電源開発版とは異なるので注意されたし。

聴けよ称えよ

久しぶりにシンバルズのPVを観たら止まらなくなってしまったので、思慮浅くそのまま放流してみるのであった。シンバルズを称えよ。いまさらに。

#1は、ビデオクリップ集「Visualized!」のために書き下ろされた曲。のちにベスト盤「anthology」にも収録。2000年。#2は、記念すべきメジャーデビュー曲。1999年。#3は、メジャーデビュー2作目のシングル。同じく1999年。#4〜5は、打ち込みに傾倒したアルバム「sine」収録曲。2002年。#6は、ここだけの話、名曲だと思います。「Mr.Noone Special Days」収録。2000年。

そして、シンバルズが気になって気になって仕方がなくなった人を狙い澄ましてアフィリエイト。