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candylogue

October 2007December 2007

November 2007

深夜に思い立って

宝船の新井さんのブログで読んで、あーやっぱりこれは観に行かなくては!と思い立ち、猫田家のチケットを取る。土曜日は五反田へ。最近、立て続けに五反田が舞台の小説ばかりを読んだので、なんだか懐かしい気分。ところで、真心ブラザーズの「きみとぼく」は良い曲だあ。

ダイヤモンド組曲

「アサッテの人」を読了。かなりトリッキーで挑戦的な小説。でも読みづらくはないし、難解でもない。平易でありながら、ここまで独創的な構成となっていることに驚く。話の内容そのものよりも、その小説としての枠組みというか、骨格部分の自由さに賞賛を送りたい。惜しむらくは、非常に攻撃的な構成であるのに対して、話の深掘りに不足が感じられること。ただそれすらも自由な飛躍の結果なのかも知れない。賛否両論あるようだが、ラストの切れ味は美しい。

話と文体は変わりますが、冬の音楽として定着した感のある堀込高樹ですが、いや嘘ですが、それは僕の中での話ですが、もうひとつ定着している音楽、というか曲として小沢健二の「夢が夢なら」があります。この凛とした透明感と緊張感は、晴れ渡り底冷えのする冬の朝の空気にも似て、とても清々しく、そしてとても悲しいのです。冬は悲しい。悲しくて、寒くて、それが冬のよいところ。今年の冬はポテンシャルが高い。

音楽と小説

最近はもっぱらタワレコ派ですが、久しぶりに HMV で物色していて、なんとなくトクマルシューゴの「EXIT」を買ってみたら、よかった。音がやさしい。まあるい。あたたかい。声はカジヒデキみたいだけど。あるいはスパイラルライフ時代の車谷浩司とか。

前田司郎三部作を読了。本谷有希子が情念だとすれば、前田司郎は白けだろうか。でも空っぽでもなくて。共通しているのは、みんな自分勝手。そして自我暴走。ところで前田司郎三部作なんてものはない。

恋愛と北区

どうも同じ作家の本をまとめて読む傾向があり、引き続き、前田司郎の「恋愛の解体と北区の滅亡」を読了。ほぼ独白だけで物語が進行する。と書くと高難解な小説と捉えられるかも知れないが、大半はサドとマゾの話であると云っても過言ではない。重厚ではなく軽薄もしくは脱力。非現実的側面もありつつその実、極めて現実的というシュールリアリズムの極北である。嘘ですが。併載の短篇「ウンコに代わる次世代排泄物ファナモ」もなかなか。

舞踏会

明日から恒例の Suica キャンペーン。今回はペンギンフリースとペンギンブックカバー。ブックカバー欲しいけど、モバイル Suica は要らないのであった。

鎌倉とラジオ

休日の近距離ならほっくりお得!ということで、グリーン車でぶらり鎌倉へ。いや仕事ですが。
鎌倉も紅葉が遅れているようで、まだ二分くらい。紅葉って近いうちに冬の風物詩になってしまうのだろうか。用件を終えて、新宿経由の1時間半でびゅーんと帰宅。このくらいの移動だと、適度に旅行っぽくて楽しい。まあ乗り物に乗っていれば大抵楽しいのだけれど。

録音しておいた菊地氏の単発ラジオ番組を聴く。時間も短いし単発なので表面を掬ったような内容で特筆するものはなし。レギュラー放送に向けたテストってことなのかも。でもできれば電波の安定している FM でやって欲しいところ。ラジオと云えば、金曜日に本谷有希子のオールナイトニッポンが一夜限りの復活ですよ。

ゴールデン街で

昼過ぎに新宿ゴールデン街の端にある小さな劇場にて観劇。1時間強という短さは悪くなく、むしろ好印象。面白くて短い、というのがスマートでクレバーだと思う。実行効率が良いとも云える。「わー面白いな、これ。え、もう終わっちゃうの? 終わらないで欲しいなあ」といいつつ終わってしまうのがいい。ということで短くて面白いのが良いのだけど、今日は残念ながらそんなに面白くなかった(おい)。小林さんと竹井さんは悪くなかったと思うけど……。ちなみに、長くてオモシロイというのもとても好きです。

ジェットラグプロデュース「呪い」 (ゴールデン街劇場)
作:徳井義実
演出:福原充則
出演:黒坂真美、小林健一、竹井亮介

動画で見る団地

今年は比較的変なビデオ作品を多く買っているのだけど、今度は団地のビデオを購入。住宅都市整理公団の大山総裁が監修・出演。で、思ったのは大山さんは思ったよりしゃべれる人だった。噛んではいたけど。まあ、内容は初心者向けというか、他の媒体で既出のものが主で、特に目新しくはない。でも絵が動いて音が出る、というのは予想以上に揺さぶられるものがある。面白いのだ。何が面白いのだろう、と考えたら、好きなことを好きなように、ただし愛を持って話している人を見るが面白いのだと気づいた。個人的にはワッフルタイプが好み。あとスキップフロア。極端。

モリミーの非京都小説「ペンギン・ハイウェイ」の連載が始まる。でも、単行本になるまで読まないことにする。

拗くれ

電車の中で読む本が切れたので、何かないかなと探していて、先日観た五反田団つながりの本を読む。表紙カバーというかオビをコピペ。

青春とか愛とか、さして中身のない言葉はいらない。誰かに愛されているのか、誰を愛しているのかだってわからない。旅立つこともない。僕は毎日自分のふつうの日常を散歩しているだけ。だから、歩くための道はあったほうがいい。時間も空も、足も。誰かのために歩いているわけじゃないけど。日常はそれなりに幸福で、それなりに不幸だし。今もどこかで誰かが死んでいて、どこかで誰かが生まれている。そしてすべての人は生を死に続けている。それにいちいち涙は流さない。ただ食べて、出して、オイシイとかマズイとか言いながら。僕は何者でここはいったいどこなのか?まあどうでもいいんだけど。リアルなことはあるとは思うけど。リアルな……たぶん、この小説は。僕らの時代の現実は、そう簡単には……。

非常なる居心地の悪さを感じつつも、でもそこに居るのだよね、というようなそんな感じ。特別面白いとは思わないけど、好きかも知れない。

円盤話

近頃、レコードをあまり買わない周期に入っているのだけど、Substance の「Subsistence」がよかった。どちらかというと初期のスーパーカーとか最近だと Q;indivi が好きな人はきっと好きなんじゃないかなあ。とかいい加減なことを書いておきます。少し甘め。V.A.の「TOKYO SOUNDSCAPES」収録の PSB な新曲「TOKYO 007」は、どことなくフェアチャイルド「W」の赤盤っぽい。云い換えるとノスタルジィ。レコードにはほかに中塚武氏とかカジ君も参加。そういえば、YMCK はメジャーデビューだそうで。

初五反田団

昨日は五反田団も観たのだった。舞台の上では次々とキャストが倒れていき、終幕時点では舞台中が屍の山(その数 17 人)となるという、これだけ聞くと壮絶な展開なのだけど、思わずそこかしこで笑ってしまう。加えて途中、いくつか奇跡が起きたため、かなり笑わせていただいた。もしかして計算なのかしら。でも、面白かったのでどちらでもいい。

五反田団「生きてるものはいないのか」 (アゴラ劇場)
作・演出:前田司郎
出演:浅井浩介、上田展壽、大山雄史、尾方宣久、岡嶋秀昭、駒田大輔、鈴木正悟、立蔵葉子、長沼久美子、新田あけみ、野津あおい、肥田知浩、深見七菜子、松田裕一郎、宮部純子、用松亮、森岡望、荒木千恵

演劇漬けらしい日

芝居を観る日は雨なのだろうか。各所で異様に高評価の ONEOR8 の「ゼブラ」を観劇。僕が思うところの演劇らしい演劇で、しかもよい方に転がる。セリフの掛け合いが秀逸。このくらいの温度感がいちばんしっくりと来る。

ONEOR8「ゼブラ」 (シアタートップス)
作・演出:田村孝裕
出演:弘中麻紀、星野園美、今井千恵、吉田麻起子、瓜生和成、冨塚智、平野圭、冨田直美、恩田隆一、和田ひろこ、野本光一郎、津村知与支

夜、SP と星新一のショートショートを観る。特にショートショートは 5 話とも出来がよかった。NHK のこういうがんばりが結構好きだったりする。

あれもこれも

Gmail が高速化しても、Windows Live が一新されても、ただただ目の前の寒い冬を愛でながら過ごしています。もちろん、英語版に切り替えましたし、インストールもしましたけれど。

今度の土曜日、24:35 から NHK にて「星新一ショートショート劇場」がオンエア。小劇場系な人には馴染みな顔ぶれ。池谷のぶえさんのコメディエンヌぶりに期待。

アリス

たらたらと読んでいた「双頭の悪魔」を読了。そう云えば久しぶりの本格でした。いや、新本格か。まあどちらでもいい。後半ちょっと残念というか、もっと濃密で過度で頭がじーんとするようなものを期待していたら、意外に淡泊であっさり。まあその辺も味なのかしら。この間、急遽、短時間で東京と熊谷を往復する用事があり、なおさら忙しくなったのだけど、乗り物に乗ると元気になるというか、新幹線はいいね。と思った。それだけ。

ほどほどがちょうどいい

気がつけば週末。そしてまた平日。まわるよまわる。世界はまわる。
てっきり見送ったと思っていたスーパーマリオギャラクシーがなぜかアマゾンから送られてきた。アマゾンからのプレゼントだろうか。領収書もついてたけど。来月の観劇強化月間に向けて日々チケット確保に奔走しているわけですが、マンションマンションのチケットが 11/6 発売との知らせ。これが取れれば、ほぼ完了。あとはどうしようかな、と思う公演がひとつふたつ。観劇前はあまり見ないようにしているえんぺを見ていたら、ONEOR8 がサクラかと思うような高評価連発で、逆に不安になる。期待はほどほどがちょうどいい。

疏雨の日

MacBook の新しいのが出たとか出ないとかで、その実、出たのだけど、食指が動かないというか、Mac mini の後継的な何かは結局出るのかでないのかハッキリしていただきたい。とりあえず、ようやく iPod touch 対応の tocca touch がデビューしましたよ。 4,190円。読みかけの本は、遂にあの「読者への挑戦」が登場。犯人当ての時間です。

本日の進捗

最近ちまちまと読んでいる本の進捗。

  • 迷路のような鍾乳洞。
  • 橋が落ちた。
  • 陸の孤島が出現。
  • 橋の両側で事件発生。
  • 土砂崩れ発生。
  • アリバイ探し。

久しぶりにオーソドックスでトラディショナルな展開にわくわくしていたら11月になっていましたとさ。