先日観た快快の前身、小指値の「霊感少女ヒドミ」のDVDを観る。500円。安い。
先日の「ジンジャーに乗って」は、観ている最中、ならびに、観終わった後で混乱があり、良いのだか悪いのだかさっぱりわからないという自体に陥って、感想は保留にしていたのだけど、その前作にあたるヒドミを観て、おぼろげながらわかってきた気がする。
この二作を観た限りでは、小指値改め快快は、とてもソリッドなのだ。硬派だとか堅苦しいという意味ではない。むしろ最終的なアウトプットは一見、やわらかい。物事のコアを抜き出して、削ぎ落として研磨して、そしてそこにちょこっと捻りを加える。その潔さと捻くれさ加減が難解さとなって現れてくるのではないか。これは、観る人の波長にも依るので、人によってはすぅーっと入ってくる場合もあれば、なかなか届きづらいケースもある。理解できるできない、あるいは、好き嫌いの以前に、「届かない」というのは劇団としてかなり難儀な存在だと思う。チューニングするのが俄に難しい。ぜひ観るときは、頭と心を開いて観ていただきたい。チューニングさえあえば、なかなかに楽しく面白い表現世界を観ることができると思う。それが好きか嫌いかは保証できませんけど。
小指値「霊感少女ヒドミ」(こまばアゴラ劇場)
原作:岩井秀人
作:北川陽子
演出:篠田千明
出演:初音映莉子、三浦俊輔、Nagy Olga、大道寺梨乃、中林舞、野上絹代、山崎皓司
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