home
prev next

狸と地獄

パピルス連載の森見登美彦「大文字納涼天狗合戦」を読了。とても短いテキストを読み落とさないように丹念に、でも急いで読む。私の場合、既に魔法に掛かっているので、すべての言い回しが珠玉のことばであり、うっとりする。早く単行本にならないかなあ。「阿呆の血のしからしむるところです......それに弁天様は可愛いもの」。

引き続いて、前田司郎の「大木家のたのしい旅行」を読む。なんかすごい。ホラーのようで、オカルトのようで、ミステリのようで、ナンセンスのようで、どれでもない不思議な小説になってる。バランスは中途半端なんだけど、中途半端さ加減が絶妙で、前田作品の中でいちばん好きかも知れない。いいなあ、これ。「便器には地獄文字でTOTOと書かれていた。すげえなTOTO。」

comment

name (open)
email (close)
url (open)
text (open)


Type the characters you see in the picture above.


trackback

trackback url :
http://candylogue.net/mt/mt-tb.cgi/3169