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冬とラブ

いよいよ東京も寒くなるようで、うきうきとうれしい、冬は寒いに限る、というカウンター的なことを書くのはもうやめにして、この冬をどう過ごすかということに思い巡らせると、まあとくに何がしたい訳でもないのだけど、本を何冊か読んで、何本か映画を観て、好きなことを考える時間があって、あとは味付け的に寒さと暖かさがほどほどにあるとちょうど良い。でもちょうど良いなんて予定調和的な冬である必要もなくて、波瀾万丈な冬であってもいい、と無思考で書いたものの、辛いのはやっぱり嫌なので、コタツにみかんでお正月、みたいなほっとする絵に描いたような冬がいいと思う。コタツもみかんもないけども。そう、あいかわらず芝居もちょっとは観たいのだけど、年内はもうそんなに観る予定はなくて、五反田団とイキウメとケラ地図とデスロックくらい。これが少ないと思えるほど病んでいる訳だけど、自覚しているので見逃していただきたい。あと思い立ったら何か観に行くかも知れない。年明けは工場見学会にも行きたいなあ。というか来年はあるのかしら。それにしても演劇の選択と集中スキルはめきめきと身につけてきた気がするので、来年は少数精鋭で一気呵成に攻めたいと思う。と固く心に誓っているのだけど、何を攻めるのか今ひとつよくわかっていない。そもそも選んでいくと3月までに観たいのが10本くらいあるんだよなあ。これくらいが最低ラインなのかも知れない。これ以上絞るなら、いっそ観ない方が気が楽だったりする。だから来年はもう何も観ない、という手も残されている。少なくともそうすればだいぶお金が浮くことは確実だ。しかし、それが貯蓄に回るかどうかは定かではない。いや、贔屓目にみてかなり疑わしい。ただ、こうも思う。これまでに観劇に使った金額を考えると、いろいろと思うことはあるけれど、最高に面白かったものから、最低につまらなかったものまで、すべてひっくるめて何ひとつ無駄はないし、全体の公演数からすればごくごく僅かな数ながら、それらの芝居を観てきたことに後悔はなくただ楽しく面白い思いしかない。これは芝居に限った話ではなく、音楽だったり、本だったり、あるいは、人との出会いだったり、何処かへの移動の最中に見た風景だったりも本質的には同じで、つまりは面白いと思えることをどれだけ感じられるかってことで、そういう生き方が間違っているとか正しいとかはどうせ結論が出ないことなので放っておいて、ただそういう思考ができるとできないとでは、結構な差があるんじゃないのかなあと思ったりするのである。言うなれば面白感知力、あるいは、面白変換力。そういう積み重ねで今があって、だから過ぎ去ったものすべてにラブ、みたいなことを書いていていよいよ話が見えなくなってきたので、終息点を探る努力を放棄してここで終わります。ご静聴ありがとうございました。

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