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candylogue

December 2008February 2009

January 2009

てとら

何やらバタバタしていて、普段の生活が送れなかったりしている昨今ですが、そもそも普段からして思い通りにならないことが多く、でもそれでも何とか気持ちよく過ごすように工夫している毎日なのであって、つまりそれも含めて普段の生活であるという、フラクタルで俯瞰な視点で1月を乗り切ろうと思います。そんな1月ももう終わりですね。

これかわいい。欲しい。

サンプル/イキウメ

土曜日。駒場にてサンプルを観劇。サンプル初見。ある故人の「伝記」をめぐる各人の思惑を話の主軸としつつ、実験的試みを初めから最後までふんだんに盛り込んだ構成はとても興味深い。ただ、興味深さが面白さに昇華し切れていないところがあったような。まあしかし、こういう演劇作品は好みで観ていてわくわくするので、引き続き追い掛けたい。

日曜日。渋谷にてイキウメを観劇。イキウメは昨年の「試演会II」に引き続いての二度目。過去に上演した短編作品の再演で、賽の河原における亡霊たちと鬼を描いた「賽の河原で踊りまくる『亡霊』」、輪廻タイムマシーンによる来世と前世へのタイムスリップもの「輪廻TM」、飛び降り自殺志願者をめぐる死後の事後処理を描いた「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」、隕石の欠片が引き起こすある特性の話「瞬きさせない宇宙の『幸福』」の四篇。どれもリズムが良くて、本も良くて、とても面白かった。爆笑でもエロでもシュールでもない、ものすごくシンプルで真面目な笑いの面白さ。イキウメ、かなり好きかも。引き続き追い掛けたい。

サンプル「伝記」 (こまばアゴラ劇場)
作・演出:松井周
出演:辻美奈子、古舘寛治、羽場睦子、申瑞季、中村真生、石澤彩美、吉田亮、三橋良平、金子岳憲、黒田大輔

イキウメ「イキウメ短篇集」 (NHKみんなの広場ふれあいホール)
作・演出:前川知大
出演:浜田信也、盛隆二、岩本幸子、森下創、緒方健児、國重直也、伊勢佳世、安井順平、板垣雄亮、窪田道聡

ymck

近頃、山あり谷ありを繰り返しながらも、でもより高みを目指して色々と調べ物をしたり、考え事をしたりしながら、ところでインターネットってすばらしいね。という256度目の感慨に耽りつつ、夜も更ける。ぐるりと回って翻る。YMCKの新譜はこれまでよりもぐっと高密度になって、チープデリシャスな感じは全然悪くない。むしろすごく良い。こうして少しずつ変わっていくのだねえ。

はじめての野田秀樹

人生初の野田秀樹。パイパー、シアターコクーン、エクスペンシブ。

個人的に鬼門のシアターコクーンで正対して気構えて望んだら、思ったよりも馴染みやすくて良かった。拍子抜け。小劇場派としてアウェー感をひしひしと感じながら、なるほどねーとか、ふーんとか思いながら観ていた。どうやら野田秀樹ファン的には否定的な意見が多いらしいけど、野田秀樹の「いつも」がわからないので比較のしようがない。まあ面白かったし観て良かった。このチケット代が妥当かと言われると微妙だけど。

松たか子と宮沢りえの両主演はラストを含めて好演。大倉孝二はいつも通りの存在感。ただ、2階席で遠かったこともあるのか、それ以外のキャストにはあまり個性が感じられなかったのが残念。ところで、隣に座ったご婦人二人組が開演後もひそひそ声で会話をしたかと思えば、途中からいびき付きで寝に入るという積極的な活動を展開し、心中穏やかではなかった。

今後、野田秀樹の「いつも」がどの程度なのかを知るために観続けるのかはまったくの未定。とりあえず、ナンセンス魔人のブルースカイのスズナリを確保して、これで今四半期は10本打ち止めとする。多いようだけど、これでも去年よりはセーブしている。実は3月の珍しいキノコ舞踊団×plaplaxの三軒茶屋公演がとても観に行きたいのだけど、この時期は行けないかも知れないので涙を呑んで我慢するのであった。

NODA MAP「パイパー」 (シアターコクーン)
作・演出:野田秀樹
出演:松たか子、宮沢りえ、橋爪功、大倉孝二、北村有起哉、小松和重、田中哲司、佐藤江梨子、近藤良平、藤田善宏、山本光二郎、鎌倉道彦、橋爪利博、オクダサトシ、野田秀樹

雪とハイファイ

ようやく東京にも雪が降るそうで、ああ冬だなあ、寒いなあ、という実感がひしひしと迫ってきて、あさ起きたら銀世界という心躍る感じになるのかと想像すると今から心躍ります。初雪の日は初雪記念日として休みになればいいと思う。みんなで雪合戦とかしたらきっと楽しいんじゃないかなあ。

「ハイファイ新書」がなんだかすごい。前作から見違えるように落ち着き払った、枯れた感じすら漂わせる地味な曲だらけなのに、緩くくねるような妙味が含まれていて、何度も繰り返し聞いてしまう。傑作か駄作かってくらいのぎりぎりのせめぎ合いののち、あれもしかして天才なの? とふと思ったりする、でもよくわからない、みたいなそんなアルバム。

短編随筆

すてきな発表の仕方だなあ。

おめでとうございます。

新年は工場見学会から

あけましておめでとうございます。

年が明けたので、趣向を変えようかと思いましたが、面倒なのでやめました。きっといろいろある一年になると思いますが、流れに乗って、ピンチを潜り抜けて、楽しく面白い一年にしたいと思います。

と書いておいて何ですが、相も変わらず年明け早々から五反田で芝居を観ていました。しかし今年は観劇数を減らす予定なので、これから観る芝居はすべてとても観たかった芝居と言えるでしょう。厳選観劇が今年のテーマです。いま書いてから決めました。

工場見学会は去年に続いての観劇で、正月から大好きな人たちを観て脱力するというお年玉企画。振る舞いのホットワインを飲みながら、本公演とは違う、力の抜けきった芝居で正月を満喫です。『むらさき☆こんぷれっくす』は少女漫画のニセモノがテーマで、少女漫画の「如何にも」なところを抜き出してつなぎ合わせたような話。でもちゃんと芝居になっている。対して、『チャゲ&飛鳥のニセモノ』はその名の通り、チャゲ&飛鳥のニセモノがテーマなのだけど、口語中心で進んでいく岩井秀人らしい芝居。たぶん意図的な準備期間の短さもあり、きっとグダグダになるだろうことが予想されていたので、敢えて初日に行って純度の高いグダグダ感を味わいました。このふたりはやっぱり面白いので今年も見続けたい。4日までやっているので、暇な方は脱力しに出掛けてみてはどうでしょうか。舞台美術・大道具製作の現場を見学できる「新年工房見学会」も同時開催。

「新年工場見学会09」 (アトリエヘリコプター)
『むらさき☆こんぷれっくす』
作・演出:前田司郎
出演:安倍健太郎、内田慈、大山雄史、菊川朝子、木引優子、黒田大輔、齋藤庸介、佐藤沙恵、椎橋綾那、高井大介、立蔵葉子、中川幸子、坊薗初菜、前田司郎

〜ザ・ノーバディーズ〜

〜紅牛会〜
演者:内田慈、榎戸源胤、中川幸子、西田麻耶、兵藤公美
奏者:安倍健太郎、佐藤沙恵、坊薗初菜

『チャゲ&飛鳥のニセモノ』
作・演出:岩井秀人
出演:中島美紀、平原テツ、師岡広明、坂口辰平、墨井鯨子、上田遥、岩井秀人