前川知大の「散歩する侵略者」を読了。以前観てとても良かったイキウメ・前川知大の処女小説で、イキウメ作品同様、日常と非日常を行き来しながら、ゆらゆらと切迫感乏しく、でも確実にズレながら深みにはまっていく感覚がある。
物語は縁日の金魚から始まり、タイトルにある通り「侵略者」が現れ、夫婦や家族や、あるいは何かが、少しずつ壊れていく。でも圧倒的な崩壊や終末はなかなか訪れず、あくまで緩やかに壊れていく。そしてやがて訪れたその時に何が壊れ何が残るのか。そういう物語。
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