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パン屋再襲撃

村上春樹の「パン屋再襲撃」を読了。85年から86年に掛けての作品なので、僕は小学生の頃か。そう思うと感慨深い気がすると思いきや、そうでもない。でもこの年齢ならオンタイムで読んでいる可能性もあった訳で、20年目の邂逅というか、本というものの寿命の長さを感じる。しみじみとウェットに想うというより、さらさらとドライに思う。

短篇集であり、どの話もつかみ所が無く、具体的な話が積み重なって抽象的な話に昇華して霧散するような、でも残り香が何時までも消えずにとどまっている、そんな小説。「ファミリー・アフェア」がとくに良かった。そのほか、ねじまき鳥クロニクルの元となった「ねじまき鳥と火曜日の女たち」など収録。

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