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candylogue

August 2009October 2009

September 2009

YCAC

[photo] YC&AC

横浜カントリーアスレティッククラブ、通称YC&ACにてワールドカルチャー&フードフェアという催しがあったので出掛けてみた。アメリカ、フランス、ドイツ、ロシア、オーストラリア、インド、中国、南アフリカ、日本、えーとあとどこがあったかな、という感じでいろんな国の料理が食べられる。ただ、食べられると言っても、代々木などでやるような国とか企業協賛があるような大規模のものではなくて、クラブの会員や近所に住んでいる人たちが自分の国の料理を作ったり、ものを売ったりする、例えば町内会バザーみたいな催しなので、味はびっくりするほどおいしいとかではないし、種類も豊富とは言い難いけれど、実に緩い空気の中で進行していて気楽でいい。ナンが冷たくても、ジュースがちゃんと冷えていなくても、そんなものはどうでもよくて、アメリカンなおじさんが庭先でバーベキューをするようにニコニコしながらパティやソーセージを焼いていたり、ロシアンなおばさんがピロシキと一緒にさかんにビーフ・ストロガノフを勧めてきたり(おいしかった)、イギリスなおばさんがイングリッシュ・ティをポットで淹れていたりするのを見るのはなかなか楽しい。

夕方前にスーパーマーケットに行き、サニーレタス、ニンジン、トマト、カイワレ、シメジ、豊水、柿、豚肉、豆腐、牛乳、豆乳などを買う。夜は肉じゃが、芽昆布と油揚げの煮付け、ニシンの甘露煮、アボカドと豆腐のサラダ、雑穀米のごはん。外で音がするので雷かな、と思ったら花火だったので、今年の花火を見納める。

連休における少し長い記録

19日。天気がいいので歩いて元町まで行く。ちょうど今日からチャーミングセールという由緒正しいトラディショナルなバーゲンセールで、人出がとても多い。そんな中、店をのぞいたり、買い物をしたりしながら用事を済ませる。途中、蕎麦屋でだし巻き卵や天ぷらなどを食べる。休みの日に蕎麦屋にふらっと入ってふつうに蕎麦とかを注文したりすると、なかなか優雅な気持ちになって気分がよい。ビールとか日本酒とかを頼むともっと絵になるのだけど、あいにくお酒はほとんど飲まないのでそれはまあ仕方がない。開店セール中だった駅近くの花屋で、切り花と小さなガジュマルを買って店を出ると、空がちょうど夕焼けできれいだったので、なんとなく電車に乗らずに歩いて帰ることにする。のどが渇いたので自販機でなにか買おうとしたらキリンメッツがあったので懐かしくてつい購入。飲んでみると予想通りに懐かしい。ほかの自販機にはアンバサとかもあった。リバイバル? 夜は調べ物をしつつ、冷蔵庫に残っていたニンジンと赤ピーマンとズッキーニとエリンギを中華味噌で炒めて、レタスとキュウリ、トマト、玉葱のサラダと一緒に食べる。

20日。遅めに起きて、昨日の続きの調べ物をしたり、Windowsを再セットアップしたりしてから、夕方に辻堂に行く。引き続き、Windows Updateと格闘しながら、夕ご飯をいただく。醤油がじわっとしみたチーズハンバーグ、大根としめじと豚肉の煮物、秋刀魚ごはんと野菜たっぷりの味噌汁。すごくおいしい。予想より長引いたものの後半立て直して1時過ぎには概ね片付いたので出発。国道1号から横浜新道、首都高と繋いで最短記録で帰宅。BGMは小沢健二のLIFE。若いといえば若いけど、15年前とは思えない生命力のある音楽ですね。アマゾンに本を2冊ほど頼んでから就寝。

21日。掃除機をかけて、床を拭いて、クマを洗濯する。シーツも洗う。今日は外出しない日なので、あとは部屋で映画などを観る。ずっとほったらかしにしていた「ソウ」のボックスセットの1枚目と「ビフォア・サンライズ」。ソウは2度目だけれど、まずまず面白かった。すべてを18日で撮ったというのがすごいなあ。洗練を感じる。段取りとかね。「ビフォア・・・」の方は初見。青春ですね、うんうん。という感じ。舞台のウィーンには行ったことがないけれど、この間、ヨーロッパに行ってきたばかりなので何かしら親近感がわいて、そこら辺の近所の出来事のように思いながら観ていた。近所にトラムも石畳もドナウ川もないけれど。夕方にアマゾンから本が届いたので、映画を観るのは中断して調べ物をする。そのうち根が詰まってきたので、食事にする。昨日の大根の煮物、ニシンの甘露煮、レタスと2色のカイワレと豆腐とフルーツ玉葱のサラダ、ナスとフルーツ玉葱とワカメの味噌汁、キュウリの浅漬け。食事のあとも料金にまつわる勘違いなどを経て調べ物を続け、なんとか成果が出たので1時過ぎに就寝。

22日。午前中に元町まで散歩。服と靴と苔玉を買い、パンをいくつか買って電車で帰る。帰って食事を済ませた頃に、少し頭が痛くなってきたので、横になって村上春樹の「遠い太鼓」を読みながら少しだけ眠る。夕方に出掛けて、等々力で会食。今年はいろいろな出会いがあったけれど、みないい人ばかりでそれを思うと豊かな気持ちになる。僕もできるだけみなにとっていい人でありたいと思う。いい人というのがどういうものかはともかくとして、そういう心持ちであることは悪いことではないだろう。ところで会食はしゃぶしゃぶだったので、久しぶりに肉を多めに摂取する。たまにはよい。ビールも飲む。銘柄にこだわれるほどビールに親しんでいない僕だけど、なんとなくスーパードライの場ではなかったので、キリンラガービールの中瓶を頼んだ。世の中にはスーパードライではなくキリンラガーでなければならない場というものがあると思う。気のせいかもしれないけれど、そう思う時点でそれは確かに存在するのだ。どこかには。帰宅して「ビフォア・サンセット」を観る。悪くない。単体ならサンライズの方が好きだけど、甘いだけじゃない苦みがあるサンセットも甲乙つけがたい。と思ったけど、甲乙をつける必要なんてないのだった。とくに脈略はないけれど、この映画は15日で撮り終えたらしい。別に撮影時間で観る映画を選んでいる訳じゃないです。

23日。布団カバーを取り替えてから、昼ご飯を食べる。そのあと、玉葱1個半をみじん切りにし、ニンジン2本弱をすり下ろしてバターで炒め、切ったジャガイモとエリンギとシメジを加えてさらに炒める。最後に水を加えて鍋で煮る。この時点であればなんにでもできそうだけど、予定通りにカレールーを投入してカレーにする。夕ご飯用。しばしのちに支度をして、近所の公園に出掛ける。狭い路地を右に左に上に下に歩いて、坂を登り切ったところにある小さなカフェでチョコチップとクリームチーズのジェラートを買ってから、通りを横切って公園へ。近所にあるのにここに来るのは確か2回目くらい。このあたり一帯は犬を飼っている人が多いみたいで、道を歩いているとよく犬の散歩に出会うのだけれど(もちろん飼い主も一緒である)、公園ではそれにも増していろんな犬に出会う。そんな中をずんずんと歩いて行って、奥の方のひらけた場所でベンチに座ってジェラートを食べる。空は典型的ないわし雲で、遠くには臨海地区の高層ビル。その手前の丘には緑の芝生の上に日本離れした白壁の、洒落てはいるけれど地に足のついた住宅がちょこんちょこんと点在している。そういうところで、まだ少し凍っているジェラートをプラスチックのスプーンでしゃくしゃくと溶かしながら食べる。家族連れやら子どもたち、あるいは学生が混み合わない程度に雑多に過ごしているなかをぐるっとひとまわり歩いてから、普段とは違うスーパーマーケットに寄って、牛乳と芽昆布、油揚げ、コロッケ、ポテトチップスを買う。その帰り道でまた犬の散歩に遭遇する。犬に見とれているところを不意に声をかけられて顔を上げたら、いま住んでいるところの管理人さんでびっくりして挨拶して別れる。いつもは作業着を着ているので、ピンクのシャツを着て犬の散歩をしている姿は新鮮で、なかなかに素敵なナイスミドルといったところ。あ、ミドルではもうないか。帰ったあとは、コーヒーを飲んだり、カレーを食べたり、ゲームをしたり、テレビを眺めたりして適当に過ごす。というところがちょうどいま。窓の外でスズムシが鳴いています。

プライベートにしろ、仕事にしろ、なにかしら残念な気持ちを抱いて連休を過ごすことが多いのだけれど、この5日間はなかなか安らかな気持ちで過ごせたと思う。なんにせよ、こういう時間を持つことは、持てないときのためにも必要であるし、そのためにもそういう過ごし方ができるような心持ちを普段から持っていたいですね。となぜか投げかけで終わります。

中国行きのスロウ・ボート

眠い。村上春樹の「中国行きのスロウ・ボート」を読了。初期の短篇集だけあって表現が瑞々しい。とかいうことは時系列、カテゴリ無視の無差別読破体制下においてはとくに意味を成さないし、どうでもよい。ほかでも書いた気がするけれど、短篇という作品形態の自由さと難しさが如実に出ていて興味深い。でも内容が面白いかというとそれほどでもない。もっと面白い短篇集はある。表題作の「中国行きのスロウ・ボート」がいちばんわかりやすく、いちばん心に残った。とくに二人目の中国人の話。羊男が登場する最後の「シドニーのグリーン・ストリート」は気楽に読めて、何よりリラックスして読み終えられてよかった。そしてなにより装丁がよいのがよい。

柿喰う客

三軒茶屋で柿喰う客を初体験。柿喰う客はずっと前から気にはなっていたけど、タイミングとかまあいろいろあって観に行くことができなかったので、満を持しての観劇。勢いがあってまだ若い劇団らしい、という曖昧な予備知識を持っていたので、合わないかも知れないなあ、というある種の精神的逃げ道も用意して望んだところ、初めの方はやっぱりね、、、という感じ。けれど、テンションだけじゃないんだな、というのが見えてきた頃合いから次第に引き込まれていき、懐の深さを気のせいかも知れないけれど感じることができた。アフタートークによると、これまでの公演よりは平たく言って真面目な作品だったらしいけど、少なくとも今回の公演はとてもよかったし、また観たい劇団リストに追加しとかないとな、と思いながら、電車に乗って帰りました。

柿喰う客「悪趣味」 (シアタートラム)
作・演出:中屋敷法仁
出演:七味まゆ味、コロ、玉置玲央、深谷由梨香、村上誠基、本郷剛史、高木エルム、中屋敷法仁/梨澤慧以子、國重直也、片桐はづき、須貝英、齋藤陽介、野元準也、出来本泰史、高見靖二/佐野功、浅見臣樹、永島敬三、佐賀モトキ、伊藤淳二、川口聡、瀬尾卓也、柳沢尚美、熊谷有芳/渡邊安理

うずまき猫

ふと思い立ってアマゾンでレビューを斜め読みして(ちゃんとは読まない)から、ブックオフオンラインと楽天ブックスで、それぞれ5冊ずつ本を注文する。5,000円に届かないくらい。さらに未読の本が増えるけど気にしない。1年後でも5年後でもいつか読めばいいのだ。いつでも読める本がいくつも手元にあるしあわせ。そういうしあわせが30分くらいで達成できるのは素晴らしいことだなあ。とか思いながら「うずまき猫のみつけかた」を読了。嘘。思いながらではない。また村上春樹づいているな。行き帰りの電車の中で読むのにちょうどいい内容で、最後の猫の話と巻末の蛇足の対談がとくによかった。あしたからは何を読もうかな。