眠い。村上春樹の「中国行きのスロウ・ボート」を読了。初期の短篇集だけあって表現が瑞々しい。とかいうことは時系列、カテゴリ無視の無差別読破体制下においてはとくに意味を成さないし、どうでもよい。ほかでも書いた気がするけれど、短篇という作品形態の自由さと難しさが如実に出ていて興味深い。でも内容が面白いかというとそれほどでもない。もっと面白い短篇集はある。表題作の「中国行きのスロウ・ボート」がいちばんわかりやすく、いちばん心に残った。とくに二人目の中国人の話。羊男が登場する最後の「シドニーのグリーン・ストリート」は気楽に読めて、何よりリラックスして読み終えられてよかった。そしてなにより装丁がよいのがよい。
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