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バンコク紀行 (1)

タイのバンコクに行ってきました。
以下はその時のことを記憶を頼りに再構成したものです。まだ書き上げていないので、途中で文章の流れが変わるかもしれませんし、書き直すかもしれません。
長いので時間があるときにでも読んでください。

6時過ぎに家を出る。6時18分発の電車で横浜まで行き、YCATからリムジンで成田へ向かう。横羽線から湾岸線に入り、あたりが工業地帯から倉庫地帯へと変わったくらいで眠くなってきたのでうとうとと眠ることにする。旅の幕開けの風景としては悪くない。朝早く、車内も大半が眠りについていて静まりかえっている中、無言で高速道路をひた走るバスの走行音だけが聞こえる。賑やかよりはずっといい幕開けだと思う。旅というのはどんなものであっても厳かさを帯びていて、それをゆっくりと確実に受け入れる時間というものが必要だと思う。その儀式がうまく行くか行かないかで、旅の質が大きく変わると言っても言い過ぎではない。目が覚めたら成田のゲート。はじめての第1ターミナル南ウイングで降り、荷物を預けてから軽く朝食を摂って出国審査。連休初日で混むかと思ったらそうでもなく、ずいぶん早く着いてしまったのでゆっくりしてから出発する。NH0953便バンコク行き。

昨夜はあまり寝ていないので寝ようと思っていたのだけど、飛行機に乗るとワクワクしてしまう習癖なのでなかなか眠くならず、機内食を食べたり、アイスクリームを食べたり、コーヒーを飲んだり、あるいはソリティアばかりをしていた。ウィンドウズのソリティアのようにクリアしても飛び跳ねてくれないのでいまひとつ爽快感がない。やはりソリティアについて言えばマイクロソフトに一日の長があるのではないか。というどうでもいいようなことを考えてようやく眠くなってきたと思ったら、もうインドシナ半島。定刻より少し早く、現地時間16時過ぎにバンコク郊外のスワンナプーム国際空港に到着。同時刻帯の東京発の別便があったらしく、荷物受け取りに手間取る事件があったものの無事解決して売店でフルーツジュースを買う。初バーツ。500バーツ紙幣を出して、ねらい通りに20バーツ紙幣を入手(ホントは100バーツ紙幣を使おうと思ったのだけど間違えた)。チップ用に20バーツ紙幣を用意するべし、という先人からの助言に従い、このあともせっせと大きい紙幣を使って20バーツ紙幣の蓄財を進めたので、チップ財政は常に安定していた。ちなみに1バーツは2.7円くらい。タクシーの初乗りは35バーツ。

さて、これから市内に向かうわけなのだけど、バンコク市内へはタクシーかリムジンタクシーかバス、というのが定番らしい。鉄道も建設中らしいが、延期に次ぐ延期でなかなか開通しない(でも高架橋はできているようだったので、まもなく開通するのではないだろうか)。バンコクのタクシーはぼられる、と聞くのでどうしようかと思ったけれど、最初からトラブルになるのも嫌なのでリムジンにする。土曜日だからか高速道路の渋滞はとくになく、スムーズにバンコク市内に入る。アジアの都市には何度が行ったことがあるけれど、肌触りというか皮膚感覚として似たものを感じる。全体として低層で遠くまで見渡せる街並み、そこに真新しい高層ビルが点在している。それと日本車が多い。とりわけトヨタとホンダが目立つ。中国ほどには運転は粗くない。40分くらいで市内を東から南西方向に横切り、ニューロード地区で市街に降りて、チャオプラヤー川沿いのホテルに着く。夏のブリュッセル・パリの時は、ホテルは質素に(つまり安価に)まとめたのだけど、今回は物価が安いことをいいことにちょっと贅沢をする。ペニンシュラにするかで迷った挙げ句に、オリエンタルバンコクを選んだ。今はマンダリングループの傘下に入ってしまったけれど、由緒正しい名門ホテル。いずれにしてもほかの国ではなかなかこのクラスのホテルには泊まれないので、お得だね、ということにしておく。大体の場合、相対的なお得さというのはまやかしなので気をつけましょう。ただ、今回については結論から言ってしまうと、非常に居心地の良いホテルでとても満足。このクラスなのでサービスの質のベースが高いのは当然だけど、そういうことより、接客されていない時の振る舞いだったり、とても落ち着いていて静かなのだけど適度な喧騒があったりと、ゆったりとした流れの中に活き活きとしたものがあって、短期の滞在だったけれど外出して戻ってくるとほっとできて愛着がわいてくるような、そういうホテルでした。また機会があったら泊まりたい。

チェックイン後、折角なのでと貪欲にアフタヌーンティをしに出掛ける。今回の旅はあれも見たいこれも見たい、というのはあまりなくて、いくつか選んでおいたポイントをそれなりにまわれればいいや、という程度の心構えで来ている。コンセプトはバンコクでの散歩。気軽そうなわりにはずいぶんお金が掛かった散歩だけど、まあそれはいい。なんにせよ、歴史あるホテルの歴史ある旧館でアフタヌーンティをする、というのはそれなりに意義のあることだと思うので、そういう心持ちでアールグレイとケーキをいただく。おいしい。タイに来て最初に食べたものが西洋式というのもなかなか倒錯していてよい。

外も暗くなったところで出掛ける。距離感を掴むために徒歩でチャルン・クルン通りを南に向かう。バンコクではメインの通りに対して路地のことを「ソイ」と呼び、そのひとつひとつに番号が振られている。これにより、チャルン・クルン通りのソイ40番、のような感じで場所を示すことができる。京都みたいですね。ただし京都と違って道は入り組み錯綜しているので、地図が読めないひとは迷うことになる。それとバンコクの道はたいてい歩道があるのだけど、舗装のコンクリートブロックの敷設がいい加減なので注意が必要。段差があるくらいならまだしも、ブロックごと抜けていたりするのでとても危ない。実際何度か躓きそうになった。ちょうど夕方であたりは観光地という感じでもない古い街並みで、市場や地元仕様のデパートがあり賑わっている。車も多い(どこに行っても多い)。サパーンタクシン駅まで10分ほど歩いてBTSに乗る。

[photo] チャルン・クルン通り

BTSは慢性的な渋滞を抱えるバンコク市街に切り札として投入された都市交通システムで、中心街を高架で結んでいる。地下鉄のMRTと組み合わせれば主だった場所に渋滞を気にせず向かうことができる。チケットは自動券売機で買うのだけれど硬貨しか使えないので、あまり硬貨を持たない観光客は窓口で両替してもらってから改めて券売機で買うことになる。パリやブリュッセルではむしろ窓口販売が主だったので、その差が面白い。歴史というものはそう簡単には変えられない、ということだろうか。ちなみに後日訪れた国鉄の駅ではすべて窓口販売だった。チケットはテレホンカードのようなサイズで、回収後に再利用される仕組みのようす。車内はよくある新交通システムの車両という感じでとても合理的に作られていて、日本の最近の車両同様、モニタが設置されコマーシャルが流れている。少し違うのは音声付きなところ。しゃべろうとすると、それに負けないように話す必要があるので、結果として車内はずいぶんと騒がしいことになる。サイアム駅で降りるつもりだったのだけど、いつの間にか雨が降り出していて、しかも結構激しい。なので一駅先の終点、ナショナルスタジアム駅まで行くことにした。ここからだと目的地のサイアム・ディスカバリー・センターまで駅直結のようだったから(サイアム駅からのほうが若干近い)。

サイアム・ディスカバリー・センターは、オシャレめのお店がたくさん入ったショッピングセンターで、観光客向けというより地元のちょっとオシャレめの人が利用するのだろう。オシャレめっていう言葉は使っていて居心地が悪いですね。気になるお店が入っていたのでそれを見たり、本屋をのぞいたりする。お香とアロマキャンドルを購入。用事が済み外へ出るとまだ雨が降っていたので、ナショナルスタジアム駅からサイアム経由でスクンビット線に乗り換えて、ラーチャテーウィー駅まで行く。歩いていける距離なんだけど雨なので仕方がない。ちなみに最初に乗ったのはシーロム線。BTSにはこの2路線があって、サイアム駅で対面乗り換えができる(東京の赤坂見附駅と同じ)。駅直結のアジア・ホテル(大きく出た名前だ)に入り、1階のカウンターで予約しておいたチケットを受け取り会場に入る。

お店の名前はカリプソ。バンコクで一度は見ておけ、と言われている(かどうかは知らないけれど)ニューハーフショーである。もうひとつマンボキャバレーという有名店もあるけど、こちらのほうが老舗らしい。いかにもでベタなコースだけど、それがどういうものであれ観光地で定番に触れるというのは、それを体験したという一点において何かしらの意義があるものだと思う。意義ばかりを書き連ねていて見苦しいですね。でもそういう理屈抜きで面白かったです。ショーとして計算しつくされていて、そのパッケージのされ方自体も含めて十分に楽しめる。ニューハーフショーというともの凄くイロモノなイメージを持たれるかもしれませんが、まあ実際イロモノであることは事実ですが、実にあっけらかんとしていてへーと感心して、ゲラゲラと笑えて、ああ面白かったとお店を出られる。そういうお店です。これなら一度は観ておくべき、と書くのも理解できる。少なくともハナシの種にはなります(いましている)。ニューハーフなひともキレイで驚きます。当然、そうじゃないひとも居ますけどね。

[photo] ニューハーフショー

ところで、今回のショーのチケットは事前にネットで予約しておいたのだけど、日本語で予約できるし支払いも日本円でできるしで(もちろん手数料は取られる)、とても楽に取ることができた。航空券やホテルもそれぞれ個別に予約したし、本当に便利になったと思う。ただこうなってくると、今度は現地で予約をする、というのが贅沢で優雅なことになっていくのではないだろうか。ある種の便利さはある種の不便さに負けることがある。ということで、今日のハイライトは終わったのだけど、まだ22時前なのでスアンルンのナイトバザールに行ってみることにする。アフタヌーンティのケーキたちがまだおなかに残っていて空腹には程遠い。

再びBTSに乗り、アソーク駅でMRTに乗り換えてルンピニー駅まで行く。MRTの券売機は紙幣も使えるので、言語メニューを英語に切り替えるボタンさえ見つけられれば、観光客でも気軽に買える。ただしチケットの代わりにコインのようなトークンが出てくるのでそれを知らないと戸惑うかも。トークンを自動改札のリーダー部分にピッとやれば入場できる。ルンピニー駅3番出口を出るとすぐそこがナイトバザールで、屋台風の食事ができたり、さまざまな土産ものを買うことができる。比較的広い道と狭い路地が格子状に構成されていて、そこに小ぶりな店がぎっしりと詰め込まれている。路地部分は屋根付きでそこに人とモノがあふれているのでむんむんとしてじっとりと暑い。ただ観光客向けだけあって、いろいろなものがひしめきあって一度に楽しめるので気軽だし、夜の0時までやっているので、(雨さえ降らなければ)夜空を眺めながら、ぶらぶらするのにちょうどよい場所だと思う。実際結構楽しかった。変なTシャツを買ったりして、いよいよ疲れたなあ、そういえば今朝はまだ日本に居たよなあ、というような感慨に耽りつつ、禁断のフットマッサージに足を踏み入れ、足の疲れとともに誤解も落として身軽になってからホテルに帰ることにする。

大通りまででる元気がなかったので、客待ちしているいかにもなピンク色のタクシーを捕まえて(捕まえられて)、メーターではなく交渉で料金を決めて乗り込む。たぶん相場より高いのだろうけど、もういいや、という感じ。だって仮に20バーツ高くても60円だしねえ。という考えの外国人観光客がタイの経済観念を破壊しているのだというのはわかっているのだけど。ホテルに着くと、きょう2度目のベッドメイクがされていた。あとでわかったのだけど、とくに連絡をしない場合、昼と夜の2回ベッドメイクがあるみたい。バスタブに浸かり、就寝。あすは王宮方面に行ってみるつもり。

comment

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