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ガマ王子vsザリガニ魔人

新宿ピカデリーで「パコと魔法の絵本」を観る。大ヒット中らしいのであまり書くこともないのだけれど、とても良かった。それもなんだか悔しいくらいに良かった。笑えて泣けるとびきりのエンタテイメント作品です。とかいうコピペ文のような感想がしっくりと来るくらいに面白い。きっと楽しいのだろう、と考えていたけどナメていた。

はじめの頃、ちょっとくどいというかあざといなあ、と思うものの、ベタであることを丁寧に上手にとても狡猾に作られている。主役のふたりはもちろん、脇役も好演。阿部サダヲは相変わらずのハイテンションだし、舞台版から出続けている山内圭哉は貫禄の安定感を見せ、そして土屋アンナはかわいいと、みんなみんな良かった。ベタで笑って泣いた映画は久々だったと思う。

映画「パコと魔法の絵本」
原作:後藤ひろひと
監督:中島哲也
脚本:中島哲也、門間宣裕
出演:役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、國村隼、加瀬亮、小池栄子、山内圭哉、劇団ひとり、上川隆也、阿部サダヲ ほか

絵本、すごく欲しいけど高い。もう出回らないと言われるとさらに欲しくなる。

wald9 / theater5

バルト9 22:25のスカイ・クロラを観る。2回目なので、細部に注目。最初の時も思ったけれど、原作との相違は思ったほど気にならず、これはこれでよく良くできていると思う。ベクトルや演出は異なるけれど、根元は一緒。もう一回読み返そうかな、と思っているところ。
空戦シーンと音響は必見、必聴。ヲタク映画の宿命か、まもなく上映終了となりそうな雲行きなので、スクリーンで観ておきたい人はお早めに。

映画「スカイ・クロラ」
監督:押井守
脚本:伊藤ちひろ
音楽:川井憲次
原作:森博嗣

祝祭による救済

先日、愛蔵版を買ってほったらかしていたフェデリコ・フェリーニの 8 1/2 を観た。映像と音楽と台詞。ただそれだけ。映画に限らず、古典を今さらに鑑賞する利点は、その時代的価値を飛び越えて、当時とは違う価値観の下に、無責任に批評できることだと思うけど、その意味で、斬新で洗練、そして自由。ラストシーンはインランド・エンパイアのラストを思い起こしひどく救われる。ほら、こういうところが無責任。

映画「8 1/2」 (1963年)
監督:フェデリコ・フェリーニ
脚本:フェデリコ・フェリーニ、トゥリオ・ピネッリ、エンニオ・フライアーノ、ブルネッロ・ロンディ
音楽:ニーノ・ロータ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、クラウディア・カルディナーレ ほか

アフタースクール

歌舞伎町のジョイシネマにて「アフタースクール」を観る。こういう作品大好き。面白い。「キサラギ」もそうだったけど、2ch とかを覗いて答え合わせとかをしているのを見るのも楽しい。気づかなかった仕掛けを目ざとく見つけている人とか整合について批判する人とか、そういう平和な掛け合いをぼーっと眺める。個人的には、面白ければそれでいいじゃないですか的作品だと思うし、そのカテゴリにおいて出色の出来映えだと思う。

ほかの映画でもよくあることだけど、コンスタントに小劇場の役者が出ているのも、なんていうかニタっとしてしまう。僅かな登場時間で見分けがついてしまうあたりに重度だなあ、と思います。

映画「アフタースクール」
監督・脚本:内田けんじ
出演:大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、田畑智子、常盤貴子、北見敏之、山本圭、伊武雅刀/ムロツヨシ、中山祐一朗、村岡希美、安澤千草、辻修 ほか

クローバーフィールド

「クローバーフィールド」を観る。アメリカでの公開前の盛り上がりと公開後の盛り下がり振りがまさしくジェットコースタームービー(違)だったので、なるべく前情報を抑えて映画館に足を運んだら、悪評なんて何のそので面白かった。そして案の定、酔った。映画として良くある俯瞰視点、もしくは、第三者視点ではなく低所からの見上げる一人称(に近い)視点でのリアリティにゾクゾクするかどうかが好き嫌いの分かれ目なのかも知れない。アレの造形も不可解極まりなくて僕は好き。脚本やど派手なカメラワークではなく、全篇ハンディカムによるラフな映像と緻密な編集によるリアリティの創出がうまく成功していると思う。酔いやすい人は後ろの座席で観ると良いらしいです。

映画「クローバーフィールド」
製作:J・J・エイブラムス
監督:マット・リーヴス
出演:マイク・ヴォーゲル、マイケル・ストール=デイヴィッド、リジー・キャプラン、ほか

おまけ

連続して継続して継承

テアトル新宿で「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を観る。混雑。低予算ということを前知識として持っていると全体に苦労が偲ばれる映像だけど、テンポ、あるいは、力みたいなものは尋常ではなかった。美しい映像でもないし、脚本として特段、面白いというものでもないけど、何かしら考えさせられずにはいられない強制力みたいなものがものすごい。

日本における学生運動は、僕が生まれる前の出来事なので、どうしてもピンとこない。国が違うくらい世界が違う。でも親の世代ではそれが現実にあったものであり、その世の中は今に続いているのだなと、エンドロール直前の「その後」の年表を見て、とくに答えのない感想を持った。

3時間超の上演とは思えない密度感は、変な話、同じく3時間超であり、傑作だと思っているナイロンの「わが闇」を上回る(ちなみに両作とも坂井真紀が好演)。密度が高ければいいという話ではもちろんないけれど、退屈するなど許されないフィルムであり、あまり「映画」を観たという気がしないというのがこの映画の凄味だと思う。

ところで、東京のテアトル系はネットで座席指定できるので便利です。

映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」
監督・製作:若松孝二
音楽:ジム・オルーク
ナレーション:原田芳雄
出演:坂井真紀、ARATA、地曵豪、並木愛枝、佐野史郎、奥貫薫 ほか

4月にちょっと時間がとれるので、称名滝にでも行こうかしらんとうきうきしていろいろ調べていたら、まだ雪の中で冬季閉鎖中であることを知って凹む。

親切すぎない構成

スカイ・クロラのトレイラーがすごくよい。とても短いのだけど空中戦のシーンは鳥肌が立つ。構図と動きと音。原作との差違なんてどうでもよいくらいの作品になっていたらいいなと思う。「1973年のピンボール」を読了。聴覚に関するくだりが最も興味深い。技法として群を抜いている。

すべてに意味がある必要はないし、常に親切であることに必ずしも価値があるわけでもない。

A Clockwork Orange

ずっと放ったらかしにしていた「時計じかけのオレンジ」を観る。映像と物語のギャップがずきゅーんと飛んでいて素敵。ポップでバイオレンス。そしてものすごく洒落ているのにどうしようもなく俗悪でチープ。寝ぼけた味のポタージュのような気まずさを引きづりながら見続けた帰結として、良いのか悪いのかはよくわからないけれど、面白かったので許す。あと音楽がね、とても良かったのでそれだけでもういいんじゃないかと思った。まあ反則的ではあるのだけれど。

「時計じかけのオレンジ」(1971年)
製作・監督・脚本:スタンリー・キューブリック
出演:マルコム・マクダウェル、パトリック・マギー、マイケル・ベイツ、ウォーレン・クラーク ほか

幸福なる食卓

「幸福なる食卓」を観る。欲と束縛と我が侭とちょっとした変化、云い変えるとギャップの映画。食卓にならぶご飯たちがもっと魅力的ならよかったと思いながらも、むしろこの方がよいのかもしれないとも思う。同時上映の「445」はとてもよかった。短くて面白いというのが何よりもよい。シネマアートンにて8日まで。レイトショーのみ。

映画「幸福なる食卓」
監督・脚本:タテナイケンタ
出演:篠原あさみ、加藤雅人、鈴木あゆみ

映画「445 (ヨシコ)」
監督・脚本:タテナイケンタ
出演:吉岡睦雄、日比大介、MIKA

サマータイムマシン・ブルース

傑作と誉れ高い「サマータイムマシン・ブルース」を観る。いやあ、これは面白い。あまりにオモシロイので人に薦めたい。そして嫌がられたい。いや嫌がられたくはないか。とりあえず、元ネタとなる舞台版の改訂版「サマータイムマシン・ブルース 2005」も観なくては。ホントは、うだるような夏の昼下がりにエアコンつけないで観るのがよいと思います。

映画「サマータイムマシン・ブルース」
監督:本広克行
原作・脚本:上田誠
出演:瑛太、上野樹里/与座嘉秋、川岡大次郎、ムロツヨシ、永野宗典、本多力、真木よう子/升毅、三上市朗、楠見薫、川下大洋/佐々木蔵之介

雨と映画

悲しくなるくらいぐっと冷え込んできて冬が待ち遠しくなるなか、傘を差して映画を観に出掛ける。「裸」をテーマとするオムニバス形式の映画で、「青い種」と「恋の裸」が特に印象に残る。「マイノリティとセックスに関する2、3の事例」は、最後付近がちょっと面白かった。10月19日までシネマアートン下北沢にて。

映画「裸 over8」 (シネマアートン下北沢)
『肉』 監督:桑島岳大
『青い種』 監督:川野弘毅
『恋の裸』 監督:前田弘二
『電波大戦』 監督:加賀賢三
『マイノリティとセックスに関する2、3の事例』 監督:佐々木誠

綿密なる支度

方方からの評判を聞きつけて「松ヶ根乱射事件」を観る。うまい。面白い。もうあの一点に尽きるんじゃないだろうか。それが素晴らしい。いいなあ、それだけでいい。むしろそれだけでいて欲しい。

まったく関係ない話。巷を騒がせる iPod touch の Windows 日本語版でテストしてませんでした疑惑ですが、見事に被害に直面しております。Mac 環境が 10.3.9 な私としては、当面は Windows に繋いで遊ぼうと画策していたところ、その希望を邪魔された形となっており、憤懣やるかたない思いでいっぱいです。アップルストアに行ったり、ビスタさんに英語言語パックを導入してみたりと色色なことをさせていただいており、結果としてメイン環境が英語ネイティブさんになりました。ハロー。でも、タッチスクリーンな Safari すごい。評判の悪い、英語モード時の日本語フォントも悪くない。正直、16GB では同期が面倒なので、音楽プレーヤとしてはどうでもいい気分です。トータルで云うと、なかなか楽しい。

めがね

新宿にて「めがね」を観る。とてもよかった。それだけでいい気がするけど、悲しいかなもう少しだけ書いてしまう。

ひと言で云うと小林聡美がとびきりキュートなのにやられる。なんて42歳。これでもかと繰り返される艶めかしすぎる寝起き顔とかいいのでしょうか(何が)。もうそこだけでおなかいっぱいの中、彩り豊かなごはんのシーンが続く。目に美しい主食に主菜に副菜の食卓がどれもこれも美味しそうで身悶えする。特保推薦映画か。メルシー体操、自転車、梅干し、かき氷、しかもあずきのみ! 黄昏れの島で起こる、あるいは起こらない、ふわっとして、でも足取りは確かで続いていく、そういう話。ラストは大貫さんの唄。気持ちよく席を立てる。そういう映画。

光石さんのセリフ。「ただ時間が過ぎるのを待つ」という言葉に納得と憧れと諦め。

映画「めがね」 (テアトルタイムズスクエア)
脚本・監督:荻上直子
出演:小林聡美、市川実日子、加瀬亮、光石研、もたいまさこ ほか

キサラギ

レイトショーで「キサラギ」を観る。さすがに月曜のレイトショーなんて空いてて素敵。
前評判が割と高めでぶりぶりと期待しつつ観たのだけど、面白かったしこういう作品は好きだな。謎は大したことないんだけど。

インランド・エンパイア

デヴィッド・リンチの「インランド・エンパイア」を観る。前評判に違わぬ混迷の180分。はっきり云って、デヴィッド・リンチがこの映画にどのような意味を持たせたのかはわからない。また、それの解釈を試みるほど入れ込んでいるわけでもない。ひたすらに非連続の映像と音楽とノイズが続く作品を観終わって思ったのは、こんなとんでもなく意味不明な映画を作り上げた事に対する賞賛だ。素晴らしいと思う。グリム童話や童歌に通ずる根底の空恐ろしさや変態的なカメラワーク、そしてうさぎ人間! アイテムを詰め込み過ぎたまま走り続けて、エンドロールになだれ込む様に呆れるほかはない。そして、なにかを観終わって頭や胸に残るもやもやとした感覚は決して嫌いではない。

重厚長大

先日、個人的に大いに盛り上がり祝杯をあげた佐久間ダムであるが、おそらくは同内容と思われるDVDが8月に発売される。なんて素敵な世の中。これほどまでにマイノリティに優しい時代はなかったと思う。マイナー万歳。ちなみに佐久間ダムの建設記録は、電源開発が企画したものと、施工担当の間組が企画したものがあるそうで、今回のはおそらく電源開発のもの。間組版は技術・工法にフォーカスしているとのことなので、こちらも是非とも観てみたいものである。だ・である調にまだ慣れない。

ところでこのDVD、「重厚長大・昭和のビッグプロジェクト」というシリーズタイトルのようで、これは如何なものか、そもそもそのマーケティングは間違っていないか、と心配してしまう。東京タワーだとかYS-11だとか、なぜそんなに極小で矮小なポイントを攻めてくるのか理解に苦しむ。ずばり、欲しい。秋には青函トンネルも出るんだそうな。困った。実に困った。

廃墟、団地、工場、ダムときて、遂に重厚長大ブームが到来してしまったらしい。悪夢である。こうなった以上、この一覧を眺め、来るべき熱狂を想像するのが正しい道であろう。

追記 070827
上記の佐久間ダム建設記録DVDは、間組版であることが判明。電源開発版とは異なるので注意されたし。

雷雨晴天しかるのち雷雨

本日も東京は東中野で開催中のダム映画特集に出掛けた。東中野に行くのは人生で三度目である。

二日続けてなので小幅に端折る。客の入りは同程度で、やはり東京の太平は当分続くようである。さて内容であるが、昨日に比べれば些か感動は抑えられたものとなったが、その分、より細部までにじり寄る構成にライトフライ級のマニア心は満たされたといってよい。新黒部川第三発電所(黒部ダム/仙人谷ダム)、下郷発電所(大内ダム/大川ダム)、奈川渡ダムの三本立てで、壱の巻は摂氏160度の高熱地盤の掘削に関する灼熱の穴掘り記録、弐の巻は西ドイツから導入された斜坑掘削マシーンによる斜め穴掘り記録、参の巻はアーチ式コンクリートダムを題材とした30分でわかるダムの造り方といった趣となる。とくに奈川渡ダムの巻での、軟弱地盤を容赦ないまでに徹底的に改造していく様が、あたかも病気の肉体をあらゆる手法を駆使して施術していくかのようで興味深い。フラクタルである。ちなみに吉村昭の名著「高熱隧道」の舞台となるのは黒部川第三発電所であり、今回の新黒部川第三発電所とは異なる。ただし通過する高熱地域は同じであるので、似た状況を映像で確認できることに十分価値があると云えるだろう。時代が20年ほど新しいので、技術の進歩を感じていただけると幸いである。誰の幸いなのかは知らない。

もう7月も終わりですね。

酷暑鑑賞 諸行無常

本日は東京は東中野で開催中のダム映画特集に出掛けた。東中野に行くのは人生で二度目である。

それにしてもなんてマイノリティ向けな映画祭であろう。誰だ企画した阿呆は。出てこい。そして心からの拍手と花束を贈りたいと思う。その挑戦精神に祝杯をあげよう。

マイノリティとは書いた。書いたには書いたが、しかしそこは広い東京である。幾多の戦いを勝ち抜いた猛者たちが集結し、怪気炎をあげていないとも限らない。想像される会場の絵は阿鼻叫喚の地獄絵図そのものである。ちなみに私は人畜無害なライトフライ級マニアなのでその集合には含まれない。
結論を書こう。なんとも云えない程度の客の入り具合だった。思ったよりも東京は狭かったようだ。世の平和は保たれた。

ここまで内容に一切触れていないし、このまま終わろうかとも思ったが、それには惜しい内容であったので、簡単に書く。
観た作品は「佐久間ダム-総集編」。なんの飾り気もないタイトルに共感が持てる。と書くのも憚られるほど素っ気ない。その名の通り、天竜川を堰き止め、建設後50年以上を経た今でも一般水力における年間発電量日本一を誇る佐久間ダムの建設記録映画である。名が表す以上の情報を書き過ぎた感もあるが気にしない。記録映画と侮るなかれ、一瞬の無駄もなく構成され、ダムとはこう造るものだ。と思いの外よい音楽に乗せて懇切丁寧に説明されるその内容を観るにつけ、人々はその正確無比な人類の所行に畏怖と尊敬の念を感じずにはいられまい。まあ観客がすれっからしのマニアだけだということはさておくとする。繰り返す。かつてこれほどまでに優れたダム教材があったであろうか。いや無い。そしてそんな教材は誰も望んでいない。

日本土木史上に残る難工事に挑んだ、恐ろしいほどに正確で容赦のない合理的な工作機械とそれを操る人間たち。そしてそれらを効果的に記録した日本記録映画史上初のカラーフィルムによる映像。見どころはすべてであり、1分たりとも捨てカットなし。社会科見学好きな紳士淑女ならばこれは観ないわけには行かないはずである。というか観ろ。また繰り返す。此処に記録されたものは再現映像でも伝聞でもなく、昭和31年当時の挑戦である。これ以上のリアリティはないはずだ。この分野では、であるが。

8/1(水)に再上映がある。平日ではあるが急行されたし。長くなったけどまあいいや。

艶やかなアール

拙宅のPS3ですが、いよいよ本格的にメディアプレーヤとして活躍してもらうことに決めました。これまでHDMI経由でテレビにそのまま出力していた音声を、光経由でアンプを通す経路に変更。5.1chになってうれしい。ただ、これだと魅惑のSACDがデジタルで出力できないので、HDMI付きのアンプが欲しいな。欲しいね。よく云われていることだけど、オーディオ機器としてならこの性能でこの価格はびっくりするほど素晴らしい。まあそう思わないとやってられない事情もあるのだけれど。

そんな環境で、マリー・アントワネットをダラ観。字幕じゃなくて吹き替え。相変わらず、ポップでカジュアルでとても良い映画。同じ満足が得られるのなら、重厚長大よりライトでポータブルな方が価値は高い。

アスファルト粘性

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を観る。映画を初日に観るなんてめずらしいこと。そして原作を知っているのなら、さらに原作が好きであるのならば、映画の出来には大抵は落胆するものだ。その意味では、出来は決して悪くなかった。永作博美が好演。ラストは原作よりも少しだけ優しい。この救いは蛇足ではない。

文房具を買いに渋谷の端の方まで出て、そのあとは散歩をしながら帰宅。松濤から山手通りを横切り、駒場へと下っていく道は落ち着きつつもざわざわとしていて好ましい。線路を3回ほど横切って、駒場野公園のあたりまで来るとあと一歩。途中、レコードとパイナップルを切り分けたものを買って店を出たら、ピカチュウがいた。ホットペッパーくんはよく見かけるのだけど、ピカチュウははじめて。祭か。